ストレスで顔が大きくなる!?

2018年7月3日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

めざせ!あなたも小顔美人


ストレスで顔が大きくなる!?


さらにもうひとつ、ほおの張りを悪化させてしまう原因が、
最新の研究から見えてきました。

こちらは、日本歯科大学附属病院。

 

顎関節症診療センター長 原節宏さんが注目をしているのは、筋膜(きんまく)です。

 

原さん曰く、筋膜が厚くなって、こわばりや顔のふくらみを作る原因になっている
と考えられる、とのこと。

 

筋膜が厚くなる?
筋膜って何でしょう?

こちらは鶏肉。
皮をはがしてみると、薄い膜があることに気づきます。
このしろ~い膜が筋膜です。


筋膜とは、筋肉を包んでいる膜。
筋肉を束ねてバラバラにしない役割があります。

 

筋肉の断面図で見てみると、黄色で示した部分がすべて筋膜です。
全体ではかなりのボリュームがあります。

 

そのため筋膜が厚くなると、全体がかなりふくらんでしまうのです。

顔のほおの部分にある、咬筋にも筋膜はもちろんあります。
その筋膜が厚くなることで、えらの部分にふくらみが出ると、原さんは考えています。

 

では、いったい何をすれば筋膜は厚くなるのでしょう?

これはネズミの足の筋膜を撮影したものです。

画像提供: 沖田実(長崎大学)

 

ネズミの足をギプスで固定し動かさないようにしました。
すると、筋膜の厚みが増していったのです。

 

3か月後と比較してみると、ご覧の通り、こんなに分厚くなりました。

 

動かさないとなぜ筋膜は厚くなるのでしょう?
それは、線維芽細胞(せんいさんぼう)の働きが悪くなるからです。

 

では、まず、筋膜の中がどうなっているのか、
見てみましょう。

この細い黄色い糸のようなものは、コラーゲン線維。
網の目のようになって筋膜を作っています。
中央に走っている管は、リンパ管です。


そして、青い色をしたのが線維芽細胞。
古いコラーゲン線維を分解する役割があります。

 

筋膜がひっぱられると線維芽細胞が働き出し、古いコラーゲン線維を分解。
リンパ管から排出されます。


そして、コラーゲン線維の修復が行われ、
筋膜が新しくなるのです。

 

しかし、ギプスをつけた時のように動かさないでいると、筋膜がひっぱられなくなるので、線維芽細胞の働きが悪くなり、古いコラーゲンが分解されにくくなります。

 

するとそれがどんどん溜まっていきます。
その結果、筋膜は厚くなり、リンパの流れも悪くなるのです。

 

線維芽細胞の働きが極端に悪くなると、
人間でも同じようなことが起こると、原さんは考えています。

ギプスをつけたように、顔をじっとこわばらせて作業を続けたり、強いストレスを受けて交感神経が高まった場合に、線維芽細胞の働きが悪くなり、筋膜が厚くなるというのです。

「例えばパソコン画面をずっと見続けたり、ストレスを感じながら考え込んでいたり、真面目すぎるような方も、筋膜が肥大する可能性が高まると考えています。」(原さん)

NHKオンデマンド

Page Top