顔のシワを減らす! 3つ衝撃で実験!

2018年4月17日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

美女のヒミツは骨にあり

 


顔のシワを減らす! 3つ衝撃で実験!



シワ予防のために最良の方法は何か。
それは、すでに手遅れの方も多いかもしれませんが、若い時にしっかり骨密度を高くすることです。

一般的な女性の骨密度は成長期に増加し、20代にピークを迎えます。
このピークを思いっきり高くしておけば、その後の人生も骨密度を高く保て、シワ予防につながるのです。

しかし、現実は逆の事態が起きています。
若い女性に広まっているダイエットに警鐘を鳴らすのは、女子栄養大学教授の上西一弘さんです。

「若い子たちの骨は、成長期に最大骨量というある一定のところまで立ち上がってきてほしいんです。でも、太っているわけじゃないのに、もっと痩せないといけないと思ってしまうと、そこまで到達しないというケースが多いと思いますね。」(上西教授)

国立健康栄養研究所 シニアアドバイザー 石見佳子さんも若いころの無理なダイエットの危険性を指摘しています。

「無理なダイエットをすると、骨代謝に重要なカルシウムとかビタミンとか、タンパク質とか、必要な栄養素が十分にとることができないということで、ダイエットは骨にも悪いと思います。」(石見さん)

ピークが低いまま、成長期を終えてしまうと、その後の骨密度も低いレベルをたどり、若い年代から骨粗しょう症になってしまう危険も。

ぜひ成長期には骨密度を高めましょう!


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では、成長期がとっくに過ぎてしまった人はどうすれば良いのか・・・。
訪ねたのは、兵庫県姫路市にある1軒の歯科医院。
院長の高石佳知さんです。高石先生は、治療のかたわらどうすれば下アゴの骨密度を減らさないですむか、20年以上研究を続けてきました。


そんな高石先生がたどり着いた下アゴの骨密度を保つ方法とは、ガムです。

一体、ガムの何が骨密度に良いのか。

その答えを教えてくれるのは、宇宙にいる宇宙飛行士たち。
ここで生活すると、わずか1か月の間に骨密度が急速に減少。
地上の10倍以上の速さです!

無重力ゆえに骨に力がかからないことが理由です。
そのため、宇宙飛行士も運動を欠かしません。
つまり、骨には重力、力がかかることが大切だったのです。

「運動しないと足の骨が細くなるように、そしゃくの力が弱ってくると、アゴの骨も以前に比べて、骨の作りが悪くなってしまいます。骨密度を保つためには、最適な力でかまないといけません。」(高石佳知さん)

実は、するめなどのかたいものを無理にかんだりすると、逆にアゴを痛めたりすることもあるのだとか。

その点、ガムは強すぎず、弱すぎず。ちょうど良い力になります。

「最適な力を与えることで、骨は作ることができます。1日10分で十分骨密度と筋肉に力がかかりますので、ぜひ10分かんでいただきたいです。」(高石佳知さん)


この方法、ホントに効果があるのでしょうか・・・?

「ものをかむと、奥歯にかかる力は100kgとか500kgとかいわれています。それが直接、骨にかかるのではないとしても、かむ力が年をとると弱まりますから、骨に刺激を与える力が弱まって、骨が弱く、骨密度が低くなっていきます。機械的な刺激を加えることが非常に大切です。」(平田教授)


「まだ動物実験の段階ですが、かたいエサを食べた動物と、やわらかいエサを食べた動物で、運動機能が違ったり認知機能が違うというのです。さらには骨密度も違うのではないかと。いま実験中ですが、そのぐらいそしゃくが大事です。」(太田教授)


適度な力でものをかむことで、骨密度の低下が抑えられるということですね!

そして実は、顔のシワを防ぐ方法として、ガムをかむほかに、顔からは随分と遠いところですが、全身の骨を刺激する方法があるとか・・・。

訪ねたのは、骨の作用に詳しい福岡歯科大学客員教授 平田雅人さんです。

ママさんバレーボールは絶対いいと思いますね。」(平田教授)

バレーボールの、何が骨にいいのでしょうか?

それは、バレーボールに多いジャンプ
着地の時にかかる足への衝撃が、顔の骨、そしてシワとも関係があるというのです。

そのわけは、骨の中にある骨細胞という細胞にあります。この細胞は衝撃を感知するセンサー。

 

衝撃を受けると、骨を作れという命令物質を出します。

 

実はこの衝撃は全身に伝わります。そして、命令物質も全身に広がります。
つまり、足への衝撃でも、顔の骨は作られるのです。


では、バレーボールをしない人へのオススメは?

「一番簡単なのは、かかと落としです」(平田教授)

かかとだけを上げて、ストンと落とす。

ポイントはかかとに衝撃を与えること。これだけで顔のシワ対策になるんですね!

重力がかかることが大事なんです。
体重が60kgの人を例にすると、かかとへの負荷は、かかと落としの場合はおよそ3倍の180kgになります。
10cmぐらいの台からジャンプして下りる場合は、およそ4倍の240kgです。」(太田教授)

※注意!膝など関節に疾患がある方、すでに骨粗しょう症の診断を受けている方、ご高齢の方などは 運動を行う前に、医師にご相談下さい。 また、転倒の恐れがある場合は行わないでください。

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かかとに衝撃を加えればシワ対策ができるという驚きのお話。
その要素を取り入れた、シワ対策法を実際にやってみました!

ご協力いただいたのはこちらの3人。

山崎さんには、かかと落としよりも強め、ちょっと衝撃の強い「ジャンプ」。
鈴木さんには、かかと落としよりも弱め、軽めの「その場足踏み」。
和賀さんは歯科医、高石さん提案の「ガムをかむ」。

2週間では骨密度やシワの変化は期待できないため、骨を作っている時に出るホルモン「オステオカルシン」の量を測って、効果があるかを見てみます。

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山崎さんにお願いした、ジャンプの高さの目安は床から10cm程度。

足の裏全体で着地するのがポイントです。回数は1日30回

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その場足踏みをお願いした鈴木さん。
ジャンプするのは、ちょっと不安という人にオススメです。

浅く座り、つま先を上げた状態で、かかとから地面にストンとおろします。
1日30回、3セットを目安にしてください。

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最後は和賀さん。
1日10分程度ガムをかみながら日常生活を続けてもらいました。

 

その結果がこちら!
ジャンプをした山崎さんは、運動前、12.6ng/mL。2週間後、13.2ng/mLに増えました。
足踏みした鈴木さんは11.8ng/mLから12.3ng/mL。

この数値は効果が出ていると考えても良い数値なのでしょうか?

「2週間の効果としてはそれなりの効果が上がってます。継続的な効果になることを期待して、続けることが大事だと思います。」(太田教授)

そしてガムをかむ和賀さんは、10.2ng/mLから10.1ng/mLに。ほぼ変わらず。
一番楽なガムをかむ方法、増えていないですね…。効果がないのでしょうか?

「これは2週間ですから、ジャンプとか足踏みに比べたら骨にかかる機械的なストレスが弱い。それで2週間ではこのぐらいの結果しか出なかったんだろうと思います。継続したらもう少し出るだろうと思いますね。」(平田教授)

 

みなさん、自分に合う方法でぜひ取り入れてみてください!

NHKオンデマンド

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