シワの原因は骨にあり!骨密度は若さのバロメーター 

2018年4月17日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

美女のヒミツは骨にあり


シワの原因は骨にあり!骨密度は若さのバロメーター


深いシワ、ほうれい線。そして、目尻のシワ。
老け顔の印象を作ってしまう顔のシワに、ある意外なものが、深くかかわっていることがわかってきました。

それが、骨!

骨の健全さを教えてくれる、骨密度
骨の中身がどれだけ詰まっているかを教えてくれます。
骨がスカスカになるほど、その数字が下がります。
そのため、骨粗しょう症の危険度を知る目安とされてきました。


骨密度は年齢とともに大きく変化します。ピークは20歳前後で、やがて年齢とともに下がってしまいます。

 

その骨密度と関係があるのが見た目の若さ!

教えてくれるのは、国際医療福祉大学 教授 太田博明さんです。

ハリとシワというのは見た目を表す1つの表面の指標。シワが多いということは見た目が
老けているということですよね。見た目が老けている人たちは、骨密度が低く、見た目が若そうに見える人は、骨密度が高いことがわかっています。」(太田教授)

にわかに信じがたいこの言葉。
実際に調べてみましょう!

見た目が若く見えるこちらの4人。

 

特別な機械を使い、4人の腰の骨で骨密度を正確に計測。本人と同じ年齢の平均的な値と比較してみます。

 

もっとも数字が良かったのは、井上美樹さん、50歳。22歳と15歳の2人のお子さんがいるそうです。

その井上さんの骨密度は、1平方センチメートルあたり、1.18グラム。

50歳平均と比べると、なんと124%! 20歳の平均値さえ、上回る数字でした!

残りの人たちの結果はこちら。

53歳と59歳の人も平均を上回っていました。4人中3人が好成績!
見た目の若さと骨密度。どうやら関係がありそうですね!

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骨密度のピークは20代といわれており、下の骨密度のグラフで平均値を示す赤い線よりも上にいれば、同年代と比較して、骨密度が高いということ。

50歳の井上さんは、20歳平均値と比べ骨密度が117%。同年代だけでなく、若い年代と比べても、非常に高い数値だということがわかります。

骨密度と若さには関係があるらしい…。
実は、その骨密度が関係しているものこそ、顔の表面のシワだというのです!

骨密度の高い、井上さんにすっぴんを見せていただきました。
シワがほとんどない! 口元も! 目尻も! さすが!


では顔の骨がどのように変化するのか。太田教授に教えてもらいます。

顔の骨をうつしたもので、左は20代の女性の眼を中心撮影した画像。右は60代の女性です。

この2つは眼のくぼみの大きさに、違いがあります。

「若い年代は眼窩(がんか)の拡大が小さいけど、年とってくると、左右前後に拡大してきます。」(太田教授)

それぞれの年代の眼のくぼみはこの範囲。

60代のほうがくぼみが大きくなっていることがわかります。

つまり、骨密度が減ると、骨自身も縮み、小さくなっていくのです。

すると、何が起きるのか?

私たちの顔の土台として支えている骨が縮小すれば、顔のあちこちで、表面の皮膚との間には隙間ができます。

そのため、あまったその皮膚は、深いシワになったり、大きなたるみを作るのです。

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ではなぜ、骨密度の影響が真っ先に顔に現れるのか。
実はもともと、顔はカラダの中でも特に骨密度が高い場所なのです。

若い女性の腰の骨密度は平均で1.23g/cm2。下アゴの骨密度は1.52g/cm2で、上アゴは1.76g/cm2。
それが、60代になるとこ3か所とも減ってゆきますが、
肝心なのはその急激な減り方、腰は-12%。下アゴは-22%。上アゴは-14%。
骨密度は、下アゴ(-22%)から、真っ先に減ってゆくのです。

 

もっとも大きく骨密度が落ち込む下アゴは、私たちの顔の中で一番年齢を感じさせる場所。
口の両脇にできるほうれい線や、アゴに向かってできるマリオネットライン。さらに、アゴのたるみはいずれも、下アゴの骨密度の低下がかかわっているのです。


つまり、骨が縮むことで、シワが深くなるということですよね?

下顎骨(下アゴの骨)を中心とした顔面骨の減少で、それがたるみの原因、ほうれい線、マリオネットラインの原因になるのはある面でうなずけます。部位によっては、40代から骨密度の減少が起きてもおかしくありません。
年齢を重ねていくと身長が縮みますよね。それと同じようなことがアゴで起きています。だから小顔になって、喜んではいけないかもしれません。」(太田教授)

顔がカラダの中で一番骨密度が高いのは、なぜでしょうか?
福岡歯科大学客員教授 平田雅人さんが教えてくれました。

「顔は筋肉とか、脳を支えていますから、骨密度が高いということになるわけです。」(平田教授)

なるほど! 重要な脳や顔の筋肉を支えるために、顔の骨密度が高いというわけですね。

この骨密度を上げるには、どうすればいいのか。
実は、骨に適度の「衝撃」を与えることが重要だとわかってきました。
その対策は、こちら「今日から使える生活術」でお伝えします。

NHKオンデマンド

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