「褐色細胞」を増やす食材! トリップチャネルを刺激せよ

2018年4月3日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

発見!“痩せる脂肪”の極意


「褐色細胞」を増やす食材! トリップチャネルを刺激せよ


カラダへの寒冷刺激で「褐色細胞」が活性化される。でも、寒いのが苦手な人や、特に女性は冷え性という人も多いですよね。カラダを冷やす以外に、「褐色細胞」を活性化する方法はないのでしょうか。

実は、「褐色細胞」を食べ物でも増やすことができるというのです!

 

食べ物と寒冷刺激の関係を研究するのは、京都大学准教授、後藤剛さん。後藤准教授は、寒冷刺激と同じ働きをする食べ物が存在するといいます。

 

ヒントは私たちが寒さを感じるときのメカニズム。
私たちが肌で寒さを感じるのは、皮膚表面に温度センサーがあるからです。
その温度センサーを、トリップチャネルといいます。

 

このトリップチャネルが、温度に反応すると、その信号が脳に伝わり、「褐色脂肪」を活性化させるのです。

 

そしてこのトリップチャネル、実はカラダの内側にも存在しているのです。

「代表的なものにトリップV1というものがあります。そのトリップV1は少なくとも、口腔内にもありますし、胃とか腸などの消化管にもトリップV1があることがわかっています。」(後藤准教授)

なんとトリップチャネルは皮膚だけではなく、口の中から胃や腸などの消化器にも存在!
食べ物に含まれる成分で、トリップチャネルを刺激させることができるのです

 

例えば、その1つは、
青魚に多く含まれるDHA、EPA
トリップチャネルを刺激することがわかりました。

一方のマウスには高脂肪食のエサだけを与え、もう一方のマウスには同じエサにDHAを加え、与えてみました。
その結果、なんとDHAを与えた方は、体重増加が大幅に抑えられたのです。

さらに「褐色脂肪」を調べてみるとDHAを与えた方は2倍も増えていました。

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実は「褐色脂肪」を刺激するトリップチャネル。3種類あることがわかっています。

トリップV1を刺激する食材はこちらのグループ。
とうがらしのカプサイシンや黒こしょう、しょうがに含まれる成分。
いわし・さばなどの青魚、まぐろのトロなどに含まれるDHA、EPAなど作用するとわかっています。

 

そしてトリップM8を刺激する食材は

ミントとペパーミント。
ミントのメントールや、ペパーミントのメンチル乳酸という成分が、反応します。 

そしてトリップA1を刺激する食材はこちら。

たまねぎ、にんいく、和からし、わざびに含まれる成分に反応。
シナモンや緑茶の成分にも反応します。

後藤准教授は、この3つのグループの複数の食材を同時に食べるのが、「褐色脂肪」活性化の方法として期待できるといいます。

「マウスの実験からは、1つのトリップチャネルだけよりも複数のトリップチャネルを同時に活性化させるような刺激が、より効果的であるということが言われています。人間においても、同様のことが期待できると思います。」(後藤准教授)

さらに斉藤教授によると、トリップA1は緑茶の中に含まれるカテキンという成分によって刺激されるということがヒトで証明されているそうです。

実験では1日5,6杯を2回に分けて摂取。食事の後に2杯ずつ1日に3回にわけて飲めば、手軽に摂取できますね! ペットボトルのお茶や、茶葉から入れたお茶などカテキンが含まれるものは同等の効果が期待できると考えられるそうです。

 

そこで番組では、これらの食材を組み合わせた料理をスタジオゲストで、料理研究家の和田明日香さんに考案してもらいました。
メニューは3つ。詳しいレシピは生活術の動画でご紹介しているのでぜひチェックしてください!

NHKオンデマンド

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