たった7㎝で、ヒップを守れ!~歩く歩幅で細胞パワーがアップ

2017年9月28日(木)BSプレミアム 午後9時00分~ 午後9時59分

美尻をめざせ! 細胞パワーでヒップアップ


<たった7㎝で、ヒップを守れ!~歩く歩幅で細胞パワーがアップ>


個人差が大きいというお尻の体型変化のスピード。

[画像提供]ワコール人間科学研究所

ヒップがたるんでいない人はトップの位置を見れば、一目瞭然。40代になっても20代の頃のトップを維持している人は、一体何が違うのでしょうか?

トップが高いままの人と、トップの高さが下がってしまった人の画像を比べてみました。

みなさん、違いはお分かりですか?

答えは、"歩幅"です。
両者を比べてみると体型を維持できた人のほうが歩幅が広いことが分かったのです。

そうした女性たちの差を平均してみると、その違いは7cmでした。

「普段の生活の中で少し歩き方を意識して歩幅を広くしっかり歩くということです。そういう何気ないことが、ちょっとした運動効果となります。しっかり歩きを続けると体型的にもキレイになるのです。」(上家さん)

 

そのカギを握るのは、細胞の変身パワーです。

 

本来筋肉は消耗が激しい組織で、常に新しい細胞と入れ替わっています。

この新しい筋肉のもとになるのが「筋サテライト細胞」、いわば筋肉の赤ちゃんです。

 

この筋サテライト細胞が筋肉になるためには"収縮させる動き"によって分泌される「成長因子」が不可欠です。

 

ところが運動不足などで筋肉を収縮させる動きを怠ってしまい、成長因子が分泌されなくなると、本来筋肉になるはずの筋サテライト細胞が、なんとEMCL、つまり脂肪に変わってしまいます。

逆に日常的に運動を続ければ、筋サテライト細胞が新しい筋肉に成長し、ヒップの体型維持につながるのです。

 

実際に歩幅が広い大股歩きと普通歩きでは筋肉の使い方がどう違うのか。
カラダのどの筋肉を使っているのかが色で表示できる特殊な装置を身につけ、大股歩きと普通歩きを比べます。

まずは、歩幅が狭い普通の歩きの場合。
使われる筋肉は、すねや、ふくらはぎ、太ももの一部程度です。

一方、大股歩きの場合。
足の筋肉だけではなく、お尻や腹筋など、カラダの広い範囲で筋肉が使われていることが分かります。

普通歩きと比べてみると、その差は歴然です。


[実験協力]東京大学IRT研究機構 中村仁彦教授


研究所ではこうした結果を踏まえて、意識して大股歩きを3か月間行う実験をしました。
すると、参加した女性たちはヒップの高さが平均して5ミリアップしました。

 

さらにこうした大股歩きを1年間実施した人の中には、ヒップの高さが3cmもアップする効果が出た人もいました。


[画像提供]ワコール人間科学研究所


日常のちょっとした工夫。大股で歩くことはとても大切なんです。

「1日1万歩ぐらいしっかり歩く。決してそれは短距離走のように走るわけではなくて、普通に歩くということで十分だと思います。それぞれの方の現状に合わせた形でやられるのが一番いいと思います。
(中略)
大股歩きのような運動は、ヒップアップだけではなくて、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に極めていいということですので、日常的にヒップアップということを意識しながら、少しでも大股で歩いていただくということがいいんじゃないかと思いますね。」(小川教授)



糖質は美尻の味方!~筋トレ後30分以内、たんぱく質と一緒に>

誰もがうらやむ美しいヒップライン。
そんな姿に憧れ、多く女性たちがダイエットに励んだものの失敗した人も多いはず。

主婦の清原みずかさんも、小さくて引き締まったヒップに憧れ、20代の頃から糖質制限ダイエットに取り組んだ1人です。

「テレビで芸能人さんとかモデルさんを見て、そんな細さになりたいなと思って、糖質ダイエットというのをして結果的にはものすごく体重が落ちて、自分の中では嬉しかったんです。ただカラダのラインが全然美しくならなくて、お尻にお肉が付いてしまって、たるんでしまって。何だろう老けたカラダになってしまったという感じですね」(清原さん)

 

一体、清原さんの何がいけなかったのか。

それを教えてくれるのが、フィットネスのパーソナルトレーナー、五十嵐典子さん。

週に3回は筋トレを欠かさないと言います。そんな五十嵐さんは去年、健康的で美しいボディーを競う大会で、総合グランプリに輝きました。

 

見事なヒップラインが、彼女の最大の魅力です。
その秘訣は食事にあると言います。

「1日に多いときは5回ぐらいとっていて、だいたい総カロリーは2,500以上とっていると思います。ご飯もすごく食べますね。大盛りとかで食べます」(五十嵐さん)

大盛りご飯!? そんな糖質は筋トレの敵ではなかったんですか・・・!?

しかも五十嵐さんが筋トレ後に欠かさないおやつが、こちら。

プレーンヨーグルトとシリアルの一種グラノーラです。
これに少しのはちみつを垂らして、たんぱく質と糖質を一緒にとるのが五十嵐流。

果たしてこれが、美しいヒップ作りに役立つのでしょうか。

 

その答えを求めてやってきたのは、なんとインド!

首都ニューディリーから車で1時間。

ここアソラ村は、通称「筋肉村」と呼ばれています。

古くから筋肉を鍛えることが伝統だという村人は、みな筋肉隆々な男ばかりで、将来は警備員やボディーガードの仕事に就くんだとか。

ところが彼らは宗教上、肉食は禁じられているそうです。

それにもかかわらず、みな筋肉ムキムキになれる、そのカラダのヒミツとは何なのでしょうか…。

答えは、筋トレの合間に食べるおやつにありました。
インド伝統のおやつ「キール」です。

 

「キール」はたんぱく源の牛乳に糖質豊富な米と砂糖を煮込んだスイーツです。

筋肉を作るたんぱく質を糖質と一緒にとるのがポイント。

研究によると、筋トレ後に、たんぱく質のみをとった場合に比べ、糖質を一緒にとると筋肉へのたんぱく質の吸収量がおよそ2倍になることが分かりました。

 

筋トレをすると筋肉はたんぱく質を欲しがります。
しかし筋肉細胞への入り口が狭く、たんぱく質の成分だけでは大量に取り込むことができません。

 

一方、筋トレ後30分以内に、たんぱく質と糖質を一緒にとった場合。
糖に反応してすい臓からインスリンが分泌されます。

 

そして筋肉細胞への扉を大きく開けてくれます。
この働きによってたんぱく質の成分や糖が筋肉細胞に取り込まれやすくなり、筋肉が成長するのです。

 

「筋トレ後、30分以内に糖質とたんぱく質をとると筋肉が形成されるんです。やっぱり女性らしいある程度脂肪もしっかり付いたカラダにするにはバランスよく、糖質とたんぱく質、それに脂質というのを含めてとっていくのが、実感としては一番いい、メリハリあるラインになるかなと思います」(五十嵐さん)

 

美尻の秘訣は筋トレ後の甘いものにありました。
ただし、糖質の摂取について、小川教授から注意がありました。

「バランスよく、糖質や脂質やたんぱく質をしっかりとるということが大事ですし、例えば極端なダイエットをすると、筋肉が分解されたりして筋肉量が落ちたりするので、それはかえって良くありません。しっかり運動しながら、糖分をとる、糖質をとるということが必要です。

ただ、糖尿病の方や、いろいろな代謝異常がある場合は、糖の取り過ぎも困りますので、注意をしていただきたいと思います。」(小川教授)

インド伝統のおやつ「キール」の作り方は、生活術でご紹介しています!

NHKオンデマンド

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