健康長寿の秘薬 肉の力とは

2017年6月15日(木)BSプレミアム 午後9時00分~ 午後10時00分

ダイエット女子必見 肉でキレイに!


 <健康長寿の秘薬 肉の力とは>

平均年齢71歳のチアダンスチーム、ジャパン ポンポンの皆さん。
結成は1996年、高齢者施設で踊ったり、チアダンスの全国大会にも毎年のように出場しています。

そんな皆さんの活力源は、焼肉です。

「週3回くらいかな」
「焼肉が特に好き」
「ベジタリアンはいないよね、うちのチームね。」「いない、いない」
(ジャパン ポンポンの皆さん)

 

チームを率いる滝野文恵さんは、御年85歳。お肌もツヤツヤです。この朗らかさと肉、どんな関係があるのでしょうか?

元気な高齢者の脳では何が起きているのか。
食べ物と脳の働きの関係を研究している静岡県立大学 名誉教授の横越英彦さんは、こう説明します。

「100歳以上のお年寄りは、タンパク質をとってる場合が多いですね。肉を摂取することと、脳機能というのは重要な関係があると思います。」(横越教授)

その鍵を握るのが、神経伝達物質です。

実は、脳が記憶をしたり学習したり、ちゃんと機能するためには、神経伝達物質が欠かせません。脳の中に張り巡らされたネットワークを電気信号が行き交うことで、認知や感情など様々な働きをコントロールしています。

そのネットワークのつなぎ目を橋渡ししているのが神経伝達物質。ドーパミン、セロトニンなどその数は50種類以上にもなります。神経伝達物質を作る材料が、肉に多く含まれるアミノ酸です。

横越教授は、アミノ酸のひとつトリプトファンを使った実験をしました。ラットにトリプトファンを与えたエサを食べさせ神経伝達物質にどんな変化が起きるか調べたのです。

トリプトファンを投与して30分後、神経伝達物質のひとつセロトニンが大幅に増えました。セロトニンは脳をリラックスさせる効果がある神経伝達物質です。

「要するにトリプトファンを摂取すると脳の中のセロトニンが増える。それに伴って、セロトニンは脳を休ませる方向に行く。睡眠とか、リラックスに関わりますし、記憶学習にも関わります。」(横越教授)

神経伝達物質の材料となるアミノ酸は、20種類必要です。複数のアミノ酸が、様々に結合したり関与したりして50種類以上の神経伝達物質を作り出します。

 

肉は、この大切なアミノ酸を全てバランスよく含んでいる食材です。
肉をきちんと食べることで、体内に取り込まれたアミノ酸は、神経伝達物質の材料となる他、ホルモンや酵素を作る材料にもなり、私たちのカラダの中で様々なスイッチの役割を時果たしてくれるのです。

 

最近の調査では、高齢者に多い認知症や鬱は神経伝達物質の減少が深く関わっていることが明らかになってきています。

 

20種類のアミノ酸をバランスよくとること。その手軽で確実な方法が、肉を食べることなのです。

それでは、アミノ酸が足りなくなるとどうなるのでしょうか?

「われわれのカラダの調節をしているのは酵素とホルモンです。これらがアミノ酸から作られていますので、アミノ酸が不足すると、カラダ全体の不調をきたします。もうひとつ、脳についていうと、アミノ酸は脳内の神経伝達物質の材料ですから、それが不足すると、認知症とか、統合失調症といったような脳の機能に関わります。また、いろんなストレス、うつ病、不眠症といったような、われわれの生活活動、行動に影響が出てくるというと思います。」(横越教授)

 

 

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