怒りの正体は前頭葉と扁桃体の脳内バトル!

2017年5月18日(木)BSプレミアム 午後9時00分~ 午後10時00分

怒りは美の大敵! イライラ解消術

5_31.png5_31txt.png


<怒りの正体は前頭葉と扁桃体の脳内バトル!>

そもそも、怒りはどのようにして起こるのでしょうか?
今回は番組に出演していただいた遠野なぎこさんに雑音のなかで暗算してもらい、怒ったとき、脳の中でどのような変化が起きるのかを実験で確かめてみました。

05-1.jpg[取材協力:自然科学研究機構 生理学研究所 教授 柿木隆介さん]

 

実験では光トポグラフィーという装置を使って、脳の表面近くの血流を測ります。測るのは脳の前方部分で理性を司る前頭葉。一方、怒りを司るのは扁桃体(へんとうたい)。前頭葉は、扁桃体の働きを抑える役割をしています。

05-2.jpg

 

怒りが生まれると、前頭葉がその怒りを抑えようと働くため、光トポグラフィーは赤く変化します。

05-3.jpg

 

しかし、大声を出すなど、怒りを抑えていないときは前頭葉の働きが鈍く、青い状態になります。

05-4.jpg

 

人が怒りを抑えているときは、前頭葉と扁桃体という2つの場所が互いに活発になり、それぞれが拮抗しています。そして、怒りを抑えられなくなったとき、前頭葉の代わりに、それまで抑えられていた扁桃体が大きく興奮し始めるのです。

そう、怒りの正体とは前頭葉と扁桃体の脳内バトルなのです。

05-5.jpg

 

 

扁桃体が活発に働いているかどうかは、心拍数を見ることで推測できます。
運動などカラダを動かさない時の通常の数値は80台。
怒りのような強いストレスがかかると100を超える場合があります。
遠野さんが「うるさい!」と声を荒らげる前、心拍数は97でした。しかし、声を荒げた瞬間、心拍数はあっという間に、118まで上がったのです。

05-6.jpg

NHKオンデマンド

Page Top