皮脂のヒミツ

2017年5月11日(木)BSプレミアム 午後9時00分~ 午後10時00分

体臭の悩み解決!におい美人のテクニック

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<皮脂のヒミツ>

年齢を重ねるごとに、変化してゆく皮脂。
においのもとになるから…とゴシゴシ洗って落とせばいいと思っていませんか?

しかし、皮脂には大切な役割があります。
それを教えてくれたのは、東京薬科大学の佐藤隆教授。

こちらがハムスターの皮膚の断面。赤く染めているところが皮脂腺です。
この中に、皮脂を生み出す皮脂細胞が入っています。

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[資料提供 東京薬科大学教授 佐藤隆さん]

こちらが皮脂細胞。中にたっぷりと皮脂を蓄えて、形が丸くなっています。

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皮脂細胞は、皮膚を守らなければいけないと思うと、蓄えていた皮脂を放出します。

例えば紫外線を当てると…皮脂細胞の形が崩れます。肌を守るために、懸命に皮脂を分泌したのです。

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ごしごし洗うことは皮脂細胞にとって、有害な紫外線を当てたのと同じなのです。

皮脂は生き物にとって非常に重要!
なので、「なくなるくらい落としてしまおう」という考え方は誤り。逆に、皮脂を肌に残しておくということが重要なポイントです。

こうしたカラダのヒミツを正しくしれば、皮脂を急激に増やさない生活のコツも見えてくるのです。


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<過激なダイエットはにおいの引き金に!?>
断食や極端な糖質制限など過激なダイエットも、口臭の原因になります。

そのにおいについて教えてくれたのが、東京医科歯科大学の三林浩二教授。
誰でも食事を抜くと、そのにおい物質は出てくるそうです。

2人の女性で試してみました。集まってもらったのは午後2時。
片方の人には朝と昼に食事をしっかりとってもらいました。このときは食後2時間です。

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[取材協力:東京医科歯科大学教授 三林浩二さん]

もう一人は昨夜の食事から14時間何も食べていません。お腹は空っぽに近い状態です。

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2人の息を採取して、そのにおいを調べてみると…

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14時間食べていない人は、におい物質が多い!

そのにおいはどんなにおいかというと…除光液!?

そう、実はそのにおいは、除光液にも入っている成分「アセトン」なのです。

 

通常、体は糖を分解してエネルギーを得ます。
ところが、食事を抜くことで糖が足りなくなると、体は脂肪を燃やしてエネルギーをとろうとします。その際に肝臓で発生するのが「ケトン体」という物質。

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ケトン体には、におい物質のアセトンが含まれており、揮発性が高いために呼気の成分となって出てくるのです。

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過度なダイエットをすると、脂肪代謝が進み、呼気中のアセトン濃度が上がるという状態になります。

この口臭対策は、ちゃんと食べること。
14時間食べていない人にもご飯を食べてもらうと…

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結果は一目瞭然! 食べて2時間で濃度が下がりました。

においは、食事が足りてないこともこっそり教えてくれるものなのです!

NHKオンデマンド

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