美肌菌は"育菌"できる!?

2017年4月13日(木)BSプレミアム午後9時00分~9時59分

発見!美肌菌 “自分力”を活かす最新お肌術!

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美肌菌を増やすには、どのようにしたらよいでしょうか。

東京女子医科大学の出来尾さんにご協力いただき、美肌菌の“育菌”のポイントを挙げてもらいました。

最も大切なポイントは、角質層をケアするということ。

  1. メイク落とし …洗顔前に、メイクや汚れをしっかり落とす

  2. 夜の洗顔 …よく泡立ててやさしく、こすらずに

    せっけんをよく泡立て、泡のクッションで汚れを浮かすようになじませていきます。これは角質層を必要以上に壊さないための洗顔方法。

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    洗顔をすると、表面の美肌菌は流されてしまいます。しかし、やさしく洗えば美肌菌の棲みかである角質層の中に美肌菌は残ります。

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    ゴシゴシ洗いはご法度!
    角質層は1mmの100分の2という薄さしかないため、簡単に壊れてしまいます。

  3. 入浴 …温度はぬるめ、時間は15分以内に
    これも、角質層がふやけて壊れてしまうのを防ぐためです。

  4. スキンケア …防腐剤やアルコールが入っていないものを使う
    スキンケア用品に、防腐剤やアルコールが入っていると美肌菌の数を減らしてしまうので、入っていないものを選びましょう!

  5. 運動 …寝る前に軽い運動で汗をかく
    肌の表面にうっすらかいた汗や皮脂は、美肌菌のエサになりなす。適度な水分は、美肌菌が増えやすい環境を作ります。

    睡眠中は、美肌菌たちの大切な時間。
    角質層の中に残っている美肌菌たちは、エサを食べ、朝まで8~12時間かけて増えていくのです。

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  6. 朝の洗顔…朝の洗顔は水かぬるま湯のみで
    水洗顔なら、寝ている間に増えた美肌菌のほとんどが残ったままです。

そのほか、美肌菌を増やすために簡単にできることの1つとして、東京女子医科大学の出来尾さんは、肌断食もオススメだといいます。

2~3日間、化粧をせずに、朝晩水洗いだけにします。

ただし、眉間や鼻周りの皮脂が多い人、また、ニキビがある人は、その部分だけ、一日2回せっけんで洗顔することがオススメです。

 

 


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美肌の定義の1つに「毛穴が目立たない」がありますが、幅広い年代の女性が、この毛穴の悩みを抱えています。

目立つ毛穴の治療法としては、医学の進歩により、光治療という方法で改善することができます。

ですが、保険適応外での自費治療のため、当然費用もかさみます。

 

 

どうにかして、お安く毛穴を目立たなくする方法はないでしょうか。その方法とは、肌のキメを整えることです。

キメというのは、簡単に言うとミクロのシワ

赤ちゃんのすべすべ肌の表面を拡大して見ると、無数のシワがあります。これが最も良いキメの状態。103_54.jpg

このキメが整うとなぜ、毛穴が目立ちにくくなるのでしょうか。

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上の図は、正常な毛穴の断面図です。この毛穴が広がったと感じるときにはどうなっているかというと…

それがこのカタチ。

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出口部分がすり鉢状に変形しています。でも、もともとの毛穴自体は広がっていません。

つまり、穴の大きさは変わらないのに、盛り上がった部分に影ができ、目立ってしまうことが原因だったのです。

 

 

ではなぜ、毛穴はすり鉢状に変形してしまったのでしょうか。

 そのメカニズムはこうです。通常、皮膚の細胞「角化細胞」は、生まれたあと上へ上へと押し上げられ、一生を終えたあとに「角質層」となり、「あか」となってはがれ落ちます。

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つまり、通常の健康な肌の表面は、死んだ細胞で覆われているはずなのです。

しかし、毛穴の目立つ人では、毛穴の周りの細胞だけが何らかの理由で暴走し、細胞の核が生きたまま角質層に達します。

それがはがれ落ちずに盛りあがって堆積し、すり鉢構造を作っていたのです。

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では、どうすれば解決できるのでしょうか。

頬に黒いつぶつぶとした毛穴の目立つ人と、目立っていない人、2人の女性に協力してもらいました。

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特殊なシリコンを使って肌の凸凹をレプリカに取り、3次元で同じ面積を解析しました。

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すり鉢状になっている毛穴の数は、2人とも同じ5個。すり鉢部分の総面積も、ほぼ同じという結果でした。

 

何が違うのか、肌の状態を詳しく調べてみると…

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右の人のキメは整っているので毛穴は目立ちませんが、左の人のキメは整っていないため毛穴が目立ちます

実は、影に対抗するのは、光の力でした!

キメの良い肌では乱反射が起き、光をたくさん拡散するため、白くぼんやりふんわりと見えます。つまり、毛穴の輪郭がぼやけます。

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逆に、キメの悪い肌には溝が少なく、表面はつるつる。すると光の拡散が少なくなり、テカってしまうため毛穴が目立ってしまうのです。

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キメを整えるスキンケアによって、毛穴は今より目立ちにくくできるのです。

 

(取材協力:資生堂リサーチセンター 主任研究員 飯田年以さん)

NHKオンデマンド

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