【放送日】
2009年3月21日(土曜日)22:00-22:50
作:高見健次 川浪ナミヲ
音楽:BANANA
演出:佃尚能
技術:深田次郎
音響効果:吉田秋男

写真:奄美群島広域事務組合
出演:松尾敏伸 益岡徹 楠年明 田畑猛雄
佐川満男 八田麻住 鍋島浩 西村論士
佐藤勝 五馬さとし 隈本晃俊 福田弘則
三好香 多賀勝 亀山忍 Daniel Collins
土井洋輝 松島海斗 山本寛奈 福岡未菜
あらすじ:終戦後、アメリカの占領により日本本土から切り離された奄美大島。ノートも教科書もない島で子供たちに、なんとか本土と同じ教育を受けさせたいと願った2人の教師、深佐と森田は、本土への密航、そして教科書の密輸を決意する。わが身を賭して「島の教育の灯を絶やすまい」と苦難に挑んだ2人の教師の物語を描く。
現場からひとこと〜演出:佃尚能
今回の作品の舞台は奄美大島。鹿児島と沖縄の中間に位置するこの島は、終戦後、沖縄と同様にアメリカの占領下に置かれ、長く苦しい時代を過ごしました。今まで広く語られることのなかった、この島で実際に起こった壮絶な出来事を今回ラジオドラマという形で皆さんに初めてお伝えすることになると思います。ドラマ化にあたって脚色を加えている箇所も多くあります。数々の苦難の道のりをとても50分では語りきれず、代表的なエピソードに集約してしまっている部分もあります。ただ、奄美大島本土復帰55周年の節目に、このドラマを通じて奄美という島にかつてこんな先生たちがいた、ということを皆さまに知って頂ければと願っております。
今作は、この物語に登場する先生方がご存命中に長年に渡って聞き取り調査を行われた、奄美大島の佐竹京子さんの多大なご協力のもと制作致しました。 |