文化庁芸術祭参加作品
昭和20年のベートーベン
~焼跡に響いた第九~(再)
抱き合おう、この接吻を全世界に!「歓喜の歌」を貴方に届けたい
【NHK FM】
2015年11月21日(土) 午後9時~午後10時(全1回)
(初回放送・2015年8月15日)
【出演者】
倍賞千恵子 野波麻帆 吉見一豊 徳井優
金沢碧 鹿野真央 小飯塚貴世江 佐々木睦
石浜美希 上川路啓志 北川響 肥沼ゆうみ ほか
【作】
伴一彦
【音楽】
小六禮次郎
【スタッフ】
演出:小見山佳典
技術:西田俊和
音響効果:野村知成
【あらすじ】
昭和20年6月13日と14日の両日、東京・日比谷公会堂で「第九」が日本交響楽団(現・NHK交響楽団)によって演奏された。沖縄戦が終焉する10日前、音楽の殿堂・日比谷で「第九」は演奏され、2日間で6000人近い聴衆が集まった。それは、亡くなった者への鎮魂のために、そして、生きる喜びを謳歌するために演奏された。 ドラマは、史実をベースに若い男女の儚い出会いと別れを描く。どの時代のどんな人々にも、人を愛したいという強い願望があり、そして、それが果たせない悔恨の中に生き続ける人もいる。敗戦間近の東京下町を舞台に描く、この“ボーイ・ミーツ・ガール”は、音楽を愛した一人の少女と青年の純粋で普遍的な愛の物語です。