
鮨屋の二つ目(再)
落語好きの夫は、鮨職人として「二つ目」から「真打ち」になれるのか…
【NHK FM】
2020年6月13日 午後10時~午後10時50分(全1回)
(初回放送:2017年1月7日)

※配信は、6月15日(月)正午~6月22日(月)正午まで。

【出演者】
吹越満 松永玲子 里久鳴祐果
【作】
松永光浩
【音楽】
山下康介
【スタッフ】
演出:吉田努
技術:大塚茂夫
音響効果:石川恭男
【あらすじ】
光次郎と可南子は結婚26年の夫婦。「佐渡鮨・分家」を営む光次郎は、学生時代落語研究会で活躍した話好きの鮨職人だ。本家を営む兄に対し「兄貴は真打ち、僕は永遠の二つ目」とコンプレックスを抱いている。可南子は、結婚を機に勤めていた銀行を辞め光次郎の店を手伝ったが、客の減った今はパートに出て家計を支える。ある夜、可南子がパートから帰ると、光次郎が着物を着て、翌日の姪の結婚式のスピーチを練習していた。そのスピーチを巡る会話は、自分たちの一人娘の結婚話に発展し、可南子の繰り出す「隠し玉」の数々に、光次郎は驚き翻弄されていく。やがて会話は自分たち夫婦の来し方・行く末におよび…。いつしか相手への敬意を忘れ、気付かぬうちに心が離れてしまっていた…そんな中年夫婦が、いま一度夫婦のありようを見つめ直していくさまを描く、一幕物コメディ。