あの頃、私は大学3年生でした。仙台で一人暮らしをしていたのですが、その日のうちに両親が迎えにきてくれて実家に帰ることができました。その時に母が作ってくれた雑炊の味が忘れられません。電気が止まった冷蔵庫にあったお肉や卵を入れたもの。家族みんなで鍋を囲んで食べた熱々の雑炊は本当に涙が出るほどおいしかったです。今でも実家に帰省すると鍋のシメに雑炊を食べることであの頃を思い出します。温かい食べ物に本当に安心しました。