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明日をまもるナビ

体験者から学ぶ 思い出レシピ

災害時の食には
生きる知恵が詰まっている

支援物資をフル活用!
具だくさんのミネストローネ

宮城県 志野さん・相澤さん
数が足りない材料も一緒に煮込めば、多くの人に提供できる食事に
  • あり合わせ
    でできる
  • 栄養
    バランス◎
※NHKサイトを離れます

材料

  • キャベツ(120g)
  • にんじん(80g)
  • だいこん(150g)
  • じゃがいも(150g)
  • ランチョンミート(100g)
  • 中華麺(1袋)
  • レトルトソース(1パック)
  • ★( )は、かんべさんが作ってみた分量です。

作り方

きょうの料理でおなじみの調理助手・神戸良子(かんべ・りょうこ)さんに、投稿レシピを実際に作っていただきました。
水を入れた鍋にさいの目に刻んだ野菜とランチョンミートを入れて煮る
野菜が柔らかくなったらレトルトハヤシを入れる
ビニール袋のまま焼きそば麺を袋の上から包丁で切る。
麺をスープに加える
塩、こしょうで味を整える
※スープにすることで、多くの人に配給できるようにする
※油コーティングしている焼きそば麺はパスタ代わりに使用することで麺が溶けにくい。また、焼きそば麺は袋のままカットすることでまな板や包丁が汚れない
完成!

かんべさんのアドバイス

  • ケチャップを少し入れるとミネストローネの風味により近くなります。
  • ランチョンミートがなければ他の加工肉や水煮缶の豆をいれてもグッド。
  • ご飯をいれてリゾット風にしてもおいしいです。
志野さん・相澤さんの思い出

仙台市内の小学校の体育館に避難しました。電気もガスも止まる中、初日は先生が用意してくださった冷たいアルファ化米を食べ、100人を超える住民と夜を過ごしました。
避難3日目から支援物資が徐々に届き始め、被災した主婦や学生たちが集まり、避難した人たちのために食事を作ることに。体育館の舞台袖の倉庫にカセットコンロや鍋を持ち込み、即席の台所を設置しました。避難所に届く支援物資で100人分の食料にするには、毎回いろんな工夫が必要で、みんなの知恵が出されました。
あるとき、ランチョンミート、焼きそばの麺、ハヤシライスのレトルトソースなど、避難者全員に行き渡らない支援物資と、そのとき手に入った野菜をフル活用して、具沢山のミネストローネを作りました。やきそば麺は多くの人に行き渡るように短くカット。まな板をよごさないよう、袋ごと包丁で切りました。数の足りない材料を一緒に煮込むことで、多くの避難者にあたたかい食事を提供することができました。
いただいた物資をいかに無駄にしないでおいしく作れるかと、主婦ならではのアイデアいっぱいのメニューが他にもたくさんできました。

※NHKサイトを離れます