NHKスペシャル
「次の直下型地震はどこで?」「揺れやすい場所はどこ?」 最新研究
(2021年9月11日 掲載)
GPSのデータを使った新たな手法で内陸地震の発生確率を予測する研究が加速しています。この情報をどのように読み解き、どう役立てたらよいのか。また、揺れから命を守るための技術やデータも進化中。「表層地盤」の揺れやすさに着目し、高性能な地震計によって、これまで見えなかった地域の特性を知り、地震の確実な予測につなげようとする最新研究の成果を紹介します。
MEGAQUAKE 巨大地震 2021 〜震災10年 科学はどこまで迫れたか〜
(2021年9月16日 掲載)
巨大地震の発生を予測し、事前に社会に伝えることはできないのか。 “太古の地震の痕跡”から「南海トラフ巨大地震」の規模を導き出した地質学者。スーパーコンピュータでプレートの動きを精緻に再現し、「前ぶれ」を探ろうとする地震学者。GPS装置で捉えた「地殻変動」のデータからの起こりやすさの予測。さらには、都市を激しい揺れから守る“宙に浮く住宅”など、今日も最先端科学と技術の挑戦が続いています。
首都圏ナビ
水害の危険繰り返す鬼怒川 命を守るための3つのポイント
(2021年9月14日 掲載)
鬼怒川の堤防が氾濫し大きな被害を出した6年前の関東・東北豪雨は、茨城県常総市に被害が集中したことから「常総水害」とも呼ばれています。NHK水戸放送局では、当時の記録や国土交通省下館河川事務所への取材をもとに、鬼怒川の水害から命を守るために、どんなことに気をつければいいのか、2つのポイントをまとめました。
“流れが速い”渡良瀬川 命を守るための3つのポイント
(2021年9月15日 掲載)
群馬、栃木、茨城、埼玉の4県にまたがる渡良瀬川。流域にはおよそ128万人が暮らしています。その全長はおよそ107キロ。山間部から流れ出し、比較的、勾配が急なため、流れが早いのが特徴で、ひとたび水量が増えると、下流まで一気に押し寄せる可能性があります。被害に遭わないためのチェックポイントをNHK宇都宮放送局がまとめました。
過去に甚大な被害も 利根川上流 命を守るための3つのポイント
(2021年9月22日 掲載)
利根川は、日本一の流域面積を誇り、首都圏の大切な水源となっています。昭和22年の「カスリーン台風」では、現在の埼玉県加須市で堤防が決壊。あふれた川の水は東京・江戸川区まで達し、およそ30万棟が浸水し、1000人以上が亡くなりました。川を隔てた浸水の特徴や、上流の観測所の水位に注意することなど、知っておくべきポイントをお伝えします。
台風の強さや大きさ 「猛烈」「大型」ってどうやって決まるの?
(2021年9月28日 掲載)
進むにつれて形容する表現が変わる台風。「猛烈な台風」や「大型で非常に強い台風」といった、台風の強さや大きさはどうやって決まっているのでしょうか。具体的な数字で分かりやすく解説します。
川で溺れそうになった時に助かる方法 溺れた人を助ける方法
(2021年9月29日 掲載)
この夏、日本各地で水の事故がありました。なかでも河川での水難事故が増加しています。川で自分が溺れたときどうしたらいいのか。また、溺れた人を見つけたらどう助けたらいいのか。具体的に知ってもらおうという取り組みを取材しました。
台風16号の警戒点 中心から離れていても油断せず 過去にも被害
(2021年9月29日 掲載)
9月末から10月にかけて、太平洋を北上し関東に近づいた台風16号。過去に似たような進路をたどった台風では、台風の中心からやや離れた場所や、数百キロ離れた地域などでも被害が出ていました。
解説委員室
「防災の日 災害時氏名公表の重みは」(時論公論)
(2021年9月1日 掲載)
大きな災害が起きたとき、多くの人が「身内や知り合いが巻き込まれたりしていないか」情報を求めます。しかし個人情報保護の流れから、最近は死者や行方不明者の名前が公表されないケースが増えています。匿名になることで捜索の効率が下がったり、災害の教訓が伝わりにくくなるという懸念も強まっています。公表の公益性と個人情報保護のバランスはどうあるべきか、遺族に寄り添い教訓を伝えるために何が必要かを考えます。