2015年10月

2015年10月31日 (土)

塾生感想「空間を作るチカラ」を終えて

 こんにちは、未来塾AD、Sです。

「空間を作るチカラ」のディレクターブログ
最終回は、塾生5人の感想をご紹介します。

藤城昂大さん
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「隈先生がおっしゃっていた
ように、大学の設計課題は、
人の動きとか、根本的なところ
から外れている、ということで、
前半はすごく苦しみました。

南三陸町に実際に行ってみることで、最後は人のことを考えて
設計できたと思います。企業に入ると、また人の動きを忘れて
しまいそうになると思いますが、未来塾で学んだことを思い出して、
人から、町から、離れないで設計していきたいです。」


神山将哉さん
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「隈先生と、身近に話すことが
できたり、考えが分かったり、
他の方ではできないような
体験ができました。僕にとって、
一生の財産になりました。

一番学んだことは、“それが、人のためになるか”ということ。自分
だけじゃ、その建築、設計はできないと思うので、敷地の周りの人とか、
人と関わりながら、設計していかなければいけない。
それが知れて、とても良かったです。」


佐藤春花さん
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「未来塾を通じて、本当の意味で、人の話を聞いたり、その土地のことを考えたりした建築を、
全然わかっていなかったことに
気付きました。

隈先生の、話の聞き方とかを見て、人間的な部分も勉強になりました。
一番印象に残っている言葉は、“思いやるのは当然で、どう思いやるか
が大切”です。今までは、全然できてなかったことに気付けました。
隈先生から学んだことを、忘れずに頑張っていきたいと思います。」


佐藤毅さん
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「あまり人が経験できないことを経験して、隈先生のメッセージを考えながら、最後までやり切ったことで、大きなものを得たと思います。

1人じゃ設計できない、チームで設計することが大切。
クライアントだったり、利用者だったりと親しくなるには、隈先生のように
建築家の魅力的な人間性も重要になるんだと感じました。」



大塚楓さん
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「大学でやる設計課題は、
基本的に1人でやることが多く、主観的な見方で作っていました。
隈先生が建築設計している現場を見て、課題をやっていく中で、

その地域に住む人と話したりすることが、大事だと感じました。
最終講評の前は、人の使い方とかを具体的にイメージしていくと
アイデアがどんどんわいてきて、楽しくて、眠れないほどずっと
課題模型を作っていました。」


以上です。

プロの建築家の考えや建築家の卵が何を思っているかが、
番組を見てくださった方々に少しでも伝われば幸いです。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:11時40分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月29日 (木)

隈研究室が作っているパビリオンⅡ

こんにちは、未来塾AD、Sです。

前回に引き続き、
隈研究室が作っているパビリオンをご紹介します。

今回は、こちらです。

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分かりますか?

割り箸で作っているんです

何が建築材料になるのか、
本当に未知数だなー、と思ったパビリオンです。


 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17時00分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月28日 (水)

隈研究室が作っているパビリオンⅠ

こんにちは、未来塾AD、Sです。

「空間を作るチカラ」第4週で、
隈研吾さんの研究室をご紹介しました。

建築の未来ために、
いろいろな可能性を試しているんだなーと
思っていただけたのではないでしょうか。

さらに、今回と次回で、
隈研究室で作っているパビリオンをご紹介します。

では、1つ目はこちら。

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何でできているか分かりますか?

答えは、「炭素繊維」と「水着素材」です。

炭素繊維は骨組みに、水着素材は膜に使っています。

どうして、こんな形状にできたのかというと、
ワイヤ状の炭素繊維を使っているからなのです。

こんなふうにぐにゃぐにゃできるんです。

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つまり、骨組みはふにゃふにゃです。

それを解決してくれるのが、膜として使う水着素材です。

水着素材は伸縮性に富んでいるため、両端から引っ張って、
いろいろな形状にした骨組みを固定することができるんです。

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炭素繊維は、非常に優秀な素材ですが、
建築材料としては使いづらい、といわれています。

隈さんいわく、「面白そうな材料があるにも関わらず、
建築材料としてはなかなか使われない」。
炭素繊維もその1つ。

このパビリオンは、炭素繊維の可能性を模索し、
水着素材の面白い使い方を示した作品なのです。

建築の大化けの可能性に期待大です!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19時28分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月25日 (日)

明日へ1min「未来への芽」10/26放送です


東北発☆未来塾から
「明日へ1min 未来への芽」 放送のおしらせです!

新作の放送です!

10月26日(月)19:56~19:57 @総合テレビ 
明日へ1min 未来への芽 vol.27 
「野菜の移動販売 くるまぁと」



※イレギュラーなことが起こると、差し替えになる可能性があります。
  ごめんなさい。(ノД`)。。


「野菜の移動販売 くるまぁと」は、
ボランティア団体ReRootsに所属する大学生たちが運営しています。


被災した仙台市若林区の農家と消費者とのつながりを
作りたい、という思いから始めたそうです。

今回は、東北大学1年の柳澤真穂さんたちが
車で販売する様子を紹介します!


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そして、
未来塾内『未来への芽』でも11月に放送します!

お見逃しなく!




この他にも番組HPでは、
「未来への芽」のロングバージョン(若干)を公開しています!

http://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/local/


ぜひご覧ください!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:00時00分 | カテゴリ:番組からのおしらせ | 固定リンク

 
2015年10月23日 (金)

豊島区役所の壁面緑化

 こんにちは、ADSです。

今回は、講師の隈研吾さんが塾生たちを連れて行った
東京の豊島区役所をご紹介します。

第3週の放送でも説明がありましたが、
日本有数の繁華街と、昔ながらの緑が残る土地を
融合させている建物です。

放送で紹介できなかった
外壁の“壁面緑化”ついて少しお話します。

豊島区役所の外壁には、
なんと63種類もの樹枝が植えられています。

1種類の樹枝では緑色のバリエーションが出ないため、
63種類も使っていること。


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その上、東西南北で日光の当たり方が違うので、
各方向に適した樹枝を選んでいるそうです。

緑が残る土地になじませるための“壁面緑化”。

かなりの努力が隠されていました。


努力のかいあって、
外から見ると建物全体が大木のように感じられます。


池袋に行くことがあれば、
ぜひ豊島区役所を見に行ってみてください。


 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:12時00分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月21日 (水)

佐藤春花さんと木馬

こんにちは、未来塾AD、Sです。

前回に引き続き、
宮城県南三陸町でのフィールドワークのお話です。

塾生たちは暑い中、
一生懸命に南三陸町を、見て、聞いて、触れて、

そして、遊びました。


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講師の隈研吾さんから、
「上から目線になっている」と指摘され、

彼、彼女たちなりに
建築物を使う人の気持ちになろうと頑張っている1枚です!


こんなにも頑張った塾生たちのプレゼンの結果は!?

気になる「空間を作るチカラ」最終回をお見逃しなく!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:11時55分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月19日 (月)

大塚さんとオクトパス君

 こんにちは、未来塾AD、Sです。

今回は、宮城県南三陸町の名産品をご紹介します。


それは、塾生の大塚楓さんが
さんさん商店街の文房具店で出合ったのでした。

第2週の放送で、大塚さんが取材に訪れたお店です。

お店では、お土産も売っていました。

その名は、オクトパス君

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“置くとパス”するという、合格祈願グッズです。

フィールドワークの休憩中、
「買っちゃいましたー!」
と、大塚さんが、笑顔とセットで私に見せてくれました。


果たして、
オクトパス君を手にした大塚さんは、
隈研吾さんの講評をパスできるのでしょうか?


「空間を作るチカラ」ご覧ください!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:12時58分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月16日 (金)

森舞台の使われ方

 

こんにちは。未来塾AD、Sです。

今回は、森舞台での催しをご紹介します。


第2週でご紹介した、宮城県登米市にある『森舞台』。

お茶のお稽古、日本舞踊のお稽古など、
さまざまな使い方ができるようにと、

「見所(けんしょ)を畳にした」ということは、
講師の隈研吾さんがお話をしてくれました。

実は、ほかにも
驚きの使われ方をしているんです。

それは・・・


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なんと、野外ライブフェス!
その名は「森波」

朝から夜まで盛り上がり続けるそうです。


以上、森舞台のユニークな使い方でした。


登米市に行く機会がある方は、ぜひチェック!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20時15分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月15日 (木)

出張図書館

こんにちは、未来塾AD、Sです。

今回は、宮城県南三陸町のロケの空き時間に発見した
“出張図書館”をご紹介します。

その名は、たんぽぽ号。

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ボディーがカラフル!
近づいてみると、「南三陸町図書館」と書かれていました。

従業員の方にお伺いすると・・・

「仮設住宅に住んでいる方々は
生活をしている中で、楽しみがない。

本を読むことは娯楽になる。
読んでいる間は、つらいこと、悲しいことが忘れられる。」

と、話してくださいました。


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車内には、小説や雑誌、漫画など
幅広いジャンルが並んでいました。

老若男女楽しめるように、いろいろ用意しているとのことです。


復興とは、衣食住が満たされるだけにあらず。

そんなことを感じました。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13時50分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月13日 (火)

南三陸の町と海の繋がり~おいしい感じ方~

こんにちは、未来塾ADのSです。

今回は、宮城県南三陸町志津川のロケで宿泊した、
ある民宿でのお話です。

親子3人で営んでいる民宿で、
私たちが到着すると、お父さんが出迎えてくれました。

お父さんが最初に話してくれたことは、震災当時、
民宿のすぐそばまで津波が押し寄せてきたということでした。

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昔から津波の危険性について
お父さんたちが営んでいる民宿より土地が低い場所は危ない
という言い伝えがあったそうです。

偶然か必然か、民宿は津波の被害から逃れられました。


そんな民宿での夕食です。海の幸盛りだくさん!


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「すっごい豪華!!」
塾生、スタッフ一同大盛り上がりです。

すると、民宿の娘さんが、
「お父さんがきょう、海で取ってきたものばかりです。」と
教えてくれました。

新鮮でおいしいわけです。

講師の隈研吾さんが言っていた、
“南三陸の町と海のつながり”をおいしさで感じられる民宿でした。

ごちそうさまでした!


 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13時35分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月10日 (土)

建築のお勉強~救世主トラス~

 こんにちは。未来塾ADのSです。

今回は、建築のお勉強です。

“大黒柱”ってご存知ですか?

木造住宅の中心で家全体を支えるために必要な
特別に太い柱のことをいいます。

ここで、第5期 歌舞伎座の話に入ります。

歌舞伎座の上には高層ビルが乗っています。

それは、ちょうど客席の真上あたり。

つまり、非常に重い高層ビルを支えるために、
客席には大黒柱が必要、ということです。

・・・それでは歌舞伎が楽しめない。

しかし、大黒柱を使用せずに建築した場合、
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このように、梁(はり)の中央部に大きな負担がかかり、
ビルの重みで、歌舞伎座が潰れる原因になります。

この状態で地震がきたら!?

そこで救世主が現れます。トラス構造です。

トラスを組むと・・・
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梁の負担を、中央から両端の柱へ分散させることで、
高層ビルを支えることが可能となるのです。


実際の構造はこうです。↓ 

kukan-tsukuru3_3truss-mega.jpg











歌舞伎座のトラスは、高層ビルが乗っているにも関わらず
たわみ量が、7mm未満なんだそうです。


救世主トラスは、大黒柱をなくした客席で、
歌舞伎を最大限楽しむ空間を作り出しました。


建築物の真ん中にある特別太い柱には大きな意味があり、
その柱がないときは、隠れた努力があるんですよ。

以上、建築のお勉強でした。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:11時00分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月08日 (木)

塾生募集!「公開復興サポートin多賀城」

塾生募集のおしらせです。

来たる、11月8日(日)に宮城県多賀城市の東北学院大学
「公開復興サポート 明日へ in 多賀城」を開催します。

このイベントのなかで、東北発☆未来塾は
ジャーナリストの田原総一朗さん を講師に招き、

全国から集まった学生たちが東北の復興について
熱く議論する場を設けます。

今後の復興の方向性を決めるのに欠かせない「議論」。

“あの民放の番組” のように田原さんを司会に、
実際に議論していきます。

そこで、多様な意見を取り入れ、よりよい形で合意を形成していく
田原流討論術を学びます。ちなみに朝までは討論しません。

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 応募資格

■東北出身の大学生や大学院生、専門学校生、
 またはそれに準じた年齢の方で、東北復興に関して、
 田原さんや全国から集まった大学生と議論したい人。

■自分の被災した故郷で起こっている
 人口流出・復興住宅・雇用・観光などの問題や、
 被災した東北の現状を発言したいという熱い学生。

※イベント会場までの交通費は番組で負担いたします。

※イベントは公開収録です。 放送予定日:11月30日(月)


【イベント当日のスケジュール】

開催日: 11月8日(日)
場所:  東北学院大学多賀城キャンパス

集合:  午前11時00分 現地集合
開場:  午後2時00分
開演:  午後2時30分
終了:  午後4時
(予定)

講師:  田原総一朗さん(ジャーナリスト) 

応募方法: お名前、ご連絡先(携帯電話番号・メール)、
        年齢、在学中の方は学校名と学部、出身地、
        志望動機、議論したいテーマとその理由を明記の上、
        番組HPの【 ご意見・ご感想 】からお申し込みください。

※番組放送日欄に、「公開復興サポート塾生応募」のご記入を
 お願いします。


【締め切り日】  10月 16日(金) 

※番組スタッフ協議の上、
  最終的に参加者の方を決めさせていただきます。


ご応募お待ちしております!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:18時36分 | カテゴリ:番組からのおしらせ | 固定リンク

 
2015年10月07日 (水)

「空間を作るチカラ」塾生紹介

 

こんにちは、未来塾ADのSです。

「空間を作るチカラ」塾生のご紹介です。

今回の塾生は、全員建築を学んでいる大学3年生以上で、
勤勉な5人です!

トップバッターは、藤城昂大(ふじしろこうた)さん

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“使う人が求める建築” と “建築家が目指す建築” に
大きな剥離があると感じている藤城さん。

生活の一部になる建築ができるようになりたいと考え、
使う人のことを考えて建築している、隈研吾さんから、
建築を学ぶために参加してくれました。


2人目は、佐藤毅(さとうつよし)さん

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佐藤さんは、“失われた街模型復元プロジェクト”に
参加しています。

プロジェクトを通じて、建築は人の生活を形成するだけでなく、
記憶を形成するものでもあると考えるようになったそうです。

そんな佐藤さんは、隈さんの建築に共感していて、
隈さんから「自分がなる建築家の方向性を見つけたい」と、
今回参加してくれました。


3人目は、神山将哉(かみやままさや)さん

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いかに、利用する人たちの気持ちになって建築できるかが
大切だと考えている神山さん。

一方で、店舗デザインやプロダクトデザインにも
興味を持っていると言います。

隈さんから学ぶことで、
自分がなる建築家像や、進路決定の材料を得たいと、
未来塾に参加してくれました。


4人目は、佐藤春花(さとうはるか)さん

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佐藤さんは、地域・土地を生かして
「自分はここが好きだ!」「第2、第3の故郷だ!」と
言ってもらえるような建築を東北でやりたいと考えています。

地域・土地を生かし、寄り添った建築をやっている隈さんから
少しでも多くのことを学びたいと、未来塾に参加してくれました。


ラストは、大塚楓(おおつかかえで)さん

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建築段階で予想しなかった使い方で子どもが遊ぶなど、
建っている場所、物は変わらないのに
使い方などが変化する建築に魅力を感じている大塚さん。

さらに、
建築物や空間が人々に与える影響、効果に興味があり、
それらを考えた建築をしている隈さんから学びたいと
未来塾に参加してくれました。


以上の5人です。

塾生全員が隈さんの講義内容を理解できるからこそ、
今回の未来塾は見応え超ありありです!

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:12時30分 | カテゴリ: | 固定リンク

 
2015年10月05日 (月)

世界をまたにかける建築家 隈研吾さんの建築紹介

こんにちは、未来塾ADのSです。

「空間を作るチカラ」の講師は、
世界を股にかける建築家の隈研吾さんです。

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「空間を作るチカラ」ディレクターブログの第1回は、
放送で紹介できなかった隈さんの建築を紹介します。

まずは、『石の美術館』です。

※長くなりますが、どうぞおつきあいください。

・石の美術館 (所在地: 栃木県那須郡那須町芦野)

米蔵をできるだけ安く美術館にリノベーションしてほしいという、
石屋さんの依頼でできた建物です。

徹底した低コスト化のために
石屋さんなのだから、可能な限り石材だけを使いましょう、
石屋にいる2人の職人の手だけで、すべて建築しましょう、

という方針で、隈さんの設計が始まりました。

ゼネラルコントラクターによって細分化された役割を
すべてやるなんて、これは20世紀建築への挑戦です!

モデルとしたのは、
数千年の歴史がある西洋の“組積造”。
簡単にいえば、石を積んで壁を立ち上げていく方法です。


課題は、光を取り入れるための開口部をどう作るか?

隈さんたちが思いついたのは、
隙間をあけて、石を積み上げていくこと。

しかし、隙間があるということは、
積んだ石が崩れる危険性があります。

そこで、構造強度の計算を行った結果、
全体の3分の1程度であれば、石を抜き取れることが
わかりました。

どこの石を抜くか、が重要です。

石を抜く箇所によって、
壁から受ける印象が大きく変わってしまうからです。

開口部の位置を決めた後は、窓ガラスの代替え品探し。

ガラスを使うと、別種の材料を調達することになる上、
お金がかかってしまう…

ということで、石をガラスの代替えに用いました。
石って、光を通すんです。

古代ローマ時代は、ガラスが非常に高価だったため、
薄くスライスした石を代替品としていたそうです。


……まだまだあるのですが、
話が終わらなくなるので、この辺で。


建築家は自分の発想で建築するのではなく、
歴史、材料、構造、人の希望など、
実に多様なことを取り入れながら建築しているんです。

私は、構造などの工学的な話しか知りませんでしたが、
隈さんと出会ったことで、建築のすごさ、大変さ、魅力を知りました。

未来塾を通じて、少しでも伝われば幸いです。

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:18時02分 | カテゴリ: | 固定リンク

 

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