インタビュー「広瀬アリスが見つめた18歳の旅立ち」
こんにちは。Web担当・花です。
女優・広瀬アリスさんにインタビューをしてきました!
今回、アリスさんがナレーターを務めるのは…
明日へ つなげよう
「広瀬アリスが見つめた18歳の旅立ち」
津波で家族4人を失った、岩手県大槌町に住む千葉さん親子。それから7年、カメラはお互いを唯一の家族として支えあって生きてきた2人を見つめてきました。この春、18歳になった息子の雄貴さんは夢を追って故郷・大槌町を離れることを決意。雄貴さん達の思いを聞きに、広瀬アリスさんが初めて被災地を訪れました。
ナレーション収録後、アリスさんにうかがいました。
実は私、あろうことか最後のアリスさんのナレーションと映像にジーンときて…そのままの流れで、変な話の切り出し方をしてしまいました。すみません。変な始まり方です。
― いやぁ、息子の雄貴さん、すっごい素敵な方ですね。あ、人間っていう意味ですよ。
そうですね。
小学校5年生の時に震災を経験をしているからか、大人な部分があるなぁって感じました。落ち着きがあるというか。ちゃんと現実も見ているし、前も向いている…。
今回初めて、被災地の方とお話しさせていいただいたのですが、どこまで聞いていいのかとか分からなくて、最初は不安も大きかったんです。でも、雄貴さんだから、安心してお話を聞くことができました。
― おふたりで、中学時代の話をしている場面。当時の感情を話す雄貴さんに、アリスさんもある“告白”をされましたよね?
全然話す予定なんてなかったんです。
今だから話せますけど、当時は本当につらかった。すべての人間を信じられないような感じになってしまったり、ふさぎ込んでしまったり。もちろん雄貴くんとは「境遇」は全然違うんですけど、いろいろとお話をしていたら、そういった感情がよみがえってきて…。
― その会話の後、単に「取材する人」「される人」というだけではなく、アリスさんと雄貴さんは打ち解けたような印象を受けました。
そうですね。初対面で緊張しているのが、お互いどこかに残ったまま終わるのかなって思っていたんですが、川辺でいろんな話をして、一気に話しやすくなりましたね。ここまで普通にしゃべれるとは思ってなかったです、本当に。
― まんがについても盛り上がっていましたね~。アニメーションもご覧になるんですか?
最近は減っちゃったんですけど、見てます。だから、雄貴くんが作ったアニメーションを将来見るのが、今から本当に楽しみです!
東京に出てきた後の雄貴くんに会った時、キラキラしていたし、いろいろ吸収して、どんどん成長するんじゃないかなと思います。
今回、私は震災のことを、あまり知らない状態で取材に行って、当たり前のようなことも質問して、さまざまなことを知りました。私と同じように被災地に行ったことがない人や、私や雄貴くんと同い年とか同世代の若い人たちに、この番組を見てもらえたら嬉しいです。
― アリスさん、どうもありがとうございました。
夢を追う雄貴さんも、故郷から応援するお父さんも。そして、漱志さんも、アリスさんも、みんなみんな、お元気で。心から応援しています。
明日へ つなげよう
「広瀬アリスが見つめた18歳の旅立ち」
5月13日(日)午前10時05分~[総合]放送
ぜひお見逃しなく!