井上ひさし「吉里吉里人」に挑む!
こんにちは、Web担当・花です。
先週放送の「未来塾」に登場した、井上ひさしの小説「吉里吉里(きりきり)人」。
その中に登場する架空の国「吉里吉里国」の憲法前文を考えようというというのが作家・高橋源一郎さんからの塾生4人への課題でした。
小説「吉里吉里人」とは一体、どんな話なんでしょう?
文庫本の裏を返すと…
「ある六月上旬の早朝、上野発青森行急行「十和田3号」を一ノ関近くの赤壁で緊急停車させた男たちがいた。「あんだ旅券ば持って居だが」。実にこの日午前六時、東北の一寒村吉里吉里国は突如日本からの分離独立を宣言したのだった。政治に、経済に、農業に医学に言語に……大国日本のかかえる問題を鮮やかに撃つおかしくも感動的な新国家。日本SF大賞、読売文学賞受賞作。」
と書かれています。
SF大賞!?
おおおおっ、と思うじゃないですか!
ちょうど時期的に岩手県大槌町(吉里吉里という地区がある)で、公開復興サポートが開かれる前で、そこで披露する巨大ボードに描くネタに困っていた私。
しかも最初の70ページくらいまで、テンポがつかめなくて読むのにとても苦労しました。
しかも…
主人公がイラつく
(≧ヘ≦)
そのイラつく主人公が、いかにダメなのかが延々と書かれていて、さらにイラつく
(╬☉Д⊙╬)
え?
そんなイラつくキャラが主人公なわけないって?
いやいや、こんなですよ?
※ダメさの一部です。
そんなもうどうしようもない男が、月刊『旅と歴史』の編集者の佐藤久夫と、取材先に向けて上野発青森行急行「十和田3号」に乗っていて朝を迎えたら…ってところから、スピードが速くなってくるから、上記の「古橋は超絶ダメ男」ってことだけ踏まえて、そこら辺から読むのもありな気がするなぁ。
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部長が「読め読め」うるさいから、上巻の半ばで読む気がなくなっちゃいましたよ。
聞けば、今回の「未来塾」の塾生さんたちはきちんと読んでから撮影に臨んだとか。
えらい。