ハートネットＴＶ
中絶という、痛み　見過ごされてきた心と体のケア

日本では年間１６万件以上の中絶が行われている。女性の多くは、周囲に相談できないまま決断を迫られ、体に大きな負担のかかる手術を受け、罪悪感も背負いこむ。しかし彼女たちの体や心の痛みへのケアは、社会や医療現場でも重視されてこなかった。背景には中絶を道徳の問題として扱い、自業自得とみなしてきた歴史がある。年間千件超の中絶を行う大阪の診療所で、女性たちの声に耳を傾ける。