プロフェッショナル　仕事の流儀
心を込めて、当たり前の日常を　ビル清掃　新津春子

2年連続「世界一清潔な空港」に選ばれた羽田空港で清掃員500人を率いるのは、清掃技能選手権で最年少で日本一に輝いた新津春子。さまざまな道具や薬剤を駆使し、どんな汚れも見事に落とす技術の持ち主である。父は日本人残留孤児、母は中国人。いじめに苦しみ、自分の居場所に悩みながら、唯一雇ってもらえた清掃の仕事に打ち込んできた。下積みで培った新津の清掃の心を描く。