明日世界が終わるとしても
核なき世界へ ことばを探す サーロー節子

明日世界が終わるとしても

平和

広島

  • 対象校種:中学校・高校
  • 対象教科:社会・総合
  • 放送日:2017年8月12日
  • 放送時間:49分

内容紹介

史上初の核兵器禁止条約が国連で討議・採択された2017年、カナダ在住の被爆者・サーロー節子さんは国連で2回演説を行った。広島で13歳で被爆、大学卒業後アメリカに留学、以来英語で被爆体験を語り続けてきた。「日本は加害者では」との批判や無関心に直面しながら、少しでも相手に伝わる「ことば」を探し続けてきた半生だった。核なき世界を訴え続けるサーローさんの日々を記録する。
コラム(嵯峨静人)
13歳の夏、広島で被爆したサーロー節子さんは、目の前で多くの人が亡くなった悲惨な経験を、世界中の学校などで語ってきました。「日本では原爆で10数万人が亡くなったが、アジア全体では、中国人などの多くの人がそれ以上に死んでいる」と批判されることもあったサーローさんは、原爆を日本の被害として語るのではなく、一人一人の命を奪った悲劇として語るようになります。史上初の核兵器禁止条約採択に際して国連で演説したサーローさん。核なき世界へと人々を動かす言葉を探し求めるその努力に強く心を動かされます。小中高の社会科、高校の地理歴史科の第二次世界大戦前後の学習や道徳の「命の尊さ」「国際貢献」の題材としての活用が考えられます。