平成24年度の放送
放送:平成24年7月1日(日) 午後1時50分〜3時00分(70分)
環境シリーズ3回目は、環境問題としての放射性廃棄物の問題を見つめる。福島の事故以来、私たちは、いったん放射性物質に汚染された場合の環境被害の深刻さを突きつけられているが、今後も廃炉や放射性廃棄物の処分など大きな困難が待ち構えている。番組では、NHKアーカイブスに残されている日本初の原子炉解体を記録したNHK特集や、使用済み核燃料の問題を取材したクローズアップ現代を視聴し、世界や日本の貴重な過去の実例とともに半減期まで長い歳月が必要となる放射性廃棄物特有の問題と改めて向き合い、こうした環境汚染を防ぐにはどうしたらいいか考えていく。

ゲスト:小出五郎さん(科学ジャーナリスト・元NHK解説委員)
キャスター:桜井洋子アナウンサー



■NHK特集「原子炉解体 〜放射性廃棄物をどうするか〜」 (1988年6月27日 総合 45分)
日本初の原子炉の解体作業が行われた茨城県東海村の動力試験炉JPDRの解体現場を取材した貴重な番組。アメリカのシッピングポート原発やカナダのジェンティリー1号炉など諸外国の廃炉に向けての取り組みも取材し、解体の安全性や放射性廃棄物処理の問題を探った。

報告:平石富男記者(特報部)
※サイテック'89国際コンクール最優秀番組賞受賞

■クローズアップ現代「どう処理する使用済み核燃料 〜動き出す核燃料サイクル〜」 (2004年11月24日 総合)
※青森県が六ヶ所村の再処理工場の試験運転に同意した直後の放送 13分ほど抜粋
原子力発電所から出る使用済み核燃料の保管場所が限界に近づき、原発の運転に支障をきたす恐れも出ている。この問題に対応するため国と電力会社は、再処理施設の操業を急いでいるが、開発段階からトラブルが相次いでいるうえ、取り出したプルトニウムを利用するメドもたっていない。使用済み核燃料をどう処理していけばよいのか、その課題に迫った。

キャスター:国谷裕子
報告:山崎淑行記者(科学文化部)
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