平成23年度の放送
放送:平成23年7月17日(日) 午後1時50分〜3時08分(78分)
家族の日常を舞台に、人間の奥深い内面を鋭く描き出した数々の名作ドラマを手掛けた向田邦子さん(脚本家・作家 享年51)が亡くなって30年。NHKアーカイブスでは、代表作の一つ『阿修羅のごとく』3回シリーズの第1話『女正月』を放送する。
亡くなる2年前に発表された本作は、日常の中に潜む深淵なドラマを描き出す向田作品の真骨頂。父の不倫をきっかけに、母を気遣う四人姉妹がそれぞれの物語を紡ぎだしていく。出演者の一人、女優のいしだあゆみさんをスタジオに招いて、昭和の家族像を生き生きと描き、今も輝きを失わない向田邦子の作品の魅力を語る。



ゲスト:いしだあゆみさん(女優)
キャスター:桜井洋子アナウンサー

土曜ドラマ「阿修羅のごとく」 第1話 女正月 1979年1月13日初回放送
堅物の父親に愛人がいた。四人姉妹が集まり話し合ううち、次第にそれぞれが事情を抱えながら生きていることが明らかになっていく。
夫に先立たれた長女・綱子(加藤治子)は、淋しさを紛らわすため不倫していた。次女・巻子(八千草薫)は、そんな長女に驚きつつも自身の夫が浮気しているのではないかと疑念を抱き始める。オールドミスの三女・滝子(いしだあゆみ)は、父の浮気調査を頼んだ興信所の男(宇崎竜堂)と恋に落ちる。四女(風吹ジュン)は無名のボクサーと同棲。平凡な家族の団らんが、誰もがもつ心の闇があらわになるにつれ修羅の場へと変わっていく様がリアルに描かれる。
作:向田邦子 演出:和田勉
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