2019年09月13日 (金)加藤夏希 ふるさと秋田を語りつくす! 後編


katou_kao_357.jpg 秋田県由利本荘市出身で「あきた美の国大使」をつとめる加藤夏希さんが「みちしる」の動画を見ながら、ふるさと秋田の魅力を語りつくします。今回は竿燈まつり。大曲の花火大会。横手のかまくら。加藤さんから見た秋田の県民性について語ります。

<プロフィール>
 1985年生まれ。俳優、モデル、タレントとして、映画、CM、バラエティー番組など多方面で活躍。2013年には「あきた美の国大使」に就任。秋田の魅力を発信している。2016年に女児、2019年には男児を出産。仕事と子育てに奮闘中。

  

■憧れだった竿燈まつり

<2015年放送「秋田竿燈まつり つながる伝統、竿燈のあかり」>

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加藤:小学校低学年のころから毎年のように見に行っていましたね。私は秋田市ではないので出られないんですけど、憧れましたね。由利本荘市なので、外から見ることしかできないんですよ、この道路の横で。私も持ちたいし、お囃子やりたいし、やっぱり格好いいんですよね。輝いていて。彼らも本当に真剣にやっているので、その姿が魅力的で。「私もいつか大人になったら持てるのかな」とか。子どものころから憧れていましたね。

Q 見に行っても、持てないし、お囃子できないし、もどかしい?

加藤:そうですね、「中に行っちゃダメ」って何度も注意されていましたね。

Q 動画の中で子どもたち、特訓していましたね。

加藤:秋田県でこの竿燈を飾っている場所があって、そこで体験することができるんですけど、子ども用のサイズでも持てないです。重いし、バランス取れないし、これはすごいなと思いました。だから祭りの本番で、子どもが一生懸命に竿燈を頑張って持ち上げているのを見ると、自分の子どもでもないのに「練習してきたんだな」「成果が出てよかったね」って、なんか泣けてきちゃうんですよね。

Q それだけ竿燈に思い入れが。

加藤:私の友人の結婚式に阿波踊りの団体の人が来て踊ってくれたことがあったんですよ。それを見たときに「私の結婚式も竿燈呼びたかった」と思って(笑)。だいぶ天井が高いところじゃないとダメですけどね(笑)。

 

■大曲、冬の花火大会

<2013年放送「冬の花火大会 新作花火コレクション~秋田県・大曲」>

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Q 大曲で冬も花火大会があったのはご存知でしたか?

加藤:知らなかったです。すごいですね、全国から集まって雪の中で座って見るなんて。

Q 夏の花火大会は見に行ったことはありますか?

加藤:大曲の夏の花火大会自体は、テレビで観ることが多かったですね。行っちゃうと、すごい混雑で帰って来られなくなるので、親から「行かない」と言われることが多くて。この仕事をするようになってから審査員として行ったことがありますね。

Q 生で見てどうでしたか?

加藤:迫力がすごかったです。私の地元の由利本荘市の花火大会は、最初華やかで最後しっとり終わる、みたいな感じなんです。川沿いでやるんですけど、川に灯籠を流す演出があって、それが綺麗で、最後ちょっとだけ切なく終わるんですよ。でも、大曲は、最初からどんどん打ち上げが続いて、最後まで盛り上がって大興奮のまま終わるんです(笑)。こんな花火大会があるんだなと思いましたね。

Q 先ほどの竿燈もそうなんですが、秋田でも子どもが少なくなってきたり、高齢化も進んでいると思うんですけど、そんな中で受け継いでいる子どもたちや若者の様子、どうご覧になりますか?

加藤:今年の5月に実家に帰った時に、「隣の町内でお祭りがあるから出る?」って言われて、うちの娘が出ることになったんですよ。お囃子が乗っている小さなトラックを、子どもたちがロープでひっぱって歩く、というのに参加したんですけど、娘もとても楽しんでいました。地元だけだと人数が足りないから、いろんなところの子どもたちに声をかけてやっていたんですよね。秋田も人口が減っているので、地元の人たちだけではお祭りを支え切れなくなってきています。それなら、もっと広い地域の人たちでお祭りを支えていくのも手かな、って思います。竿燈や花火は難しいかもしれないけれど、祭りによっては、見に来た人が参加するものにしてもいいと思います。そうやって、地元の人以外で、祭りを支える人のつながりを増やしていく必要もあるのかな、と思います。

 

■横手のかまくら

<2013年放送「横手のかまくら 五穀豊穣を祈る雪のほこら」>

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Q 横手のかまくらはご覧になったことはありますか?

加藤:あります、あります。小さいころよく行きました。どうやったらこんなに滑らかなかまくらが作れるんだろう、と不思議でしょうがなかったです。

Q 小さいころ、ご自身でもかまくら作ったりしてたんですか?

加藤:横手のようにきれいには作れなかったですけど。学校が山の上の方にあったので、帰りに小さい玉から転がして下まで下ろして、家の近くまで持って来て巨大な塊にして、それをベースにかまくらを作っていました。なかなか難しくて、天井とかがすぐ崩れちゃうんですよね。でも、よくそれで遊んでいましたね。横手のかまくらをまねして(笑)。

Q 加藤さん自身は、雪が多い秋田の冬の暮らしはいかがでしたか?

加藤:学校に行くのは辛かったですね、雪道を子どもの足で40分歩いて行くので。でも、帰りは雪で遊ぶというのが楽しかったです。いまの子どもって、おもちゃがないと遊べないことが多いですよね。でも、おもちゃなんてなくても自然のもので、雪で何かを作ってとか、降って来る雪をキャッチして、うわっ!きれい!!とか、それだけでも楽しくて。自然なもので私は遊んでいたんだなと思いますね。

Q お母さんとして、子どもを育てる環境として考えると秋田ってどうですか?

加藤:とってもいいと思うんですよね、地域が一体となって子どもを育てようと取り組んでいるなという感じがありますよね。東京だとどうしても核家族になってしまうのが、そういうのが。秋田に帰ると何世帯もいて、こう大家族で過ごせる環境なので子どもにとっては安心できる。教育面でも環境面でも、子育てしやすいのかなと思います。

Q 自然とかいろんな体験ができるというのはありますよね。

加藤:そうですね、だから頻繁に帰ってますね。ちょっと長期の休みとかになると、行くなら実家に帰って。うちの主人は東京出身なので、雪景色もそうだし、山の紅葉とか全部が新鮮みたいで。それもいいみたいですね。

Q お子さんも喜びますか?

加藤:楽しんでますね。雪遊びは特に楽しんでいます。「アナと雪の女王」が好きで、「魔法を使うの」って言って雪をバッとばらまいたりして。「ありのーままのー」って言いながらずっと外で遊んでいたりして。自然にあるもので、自分で遊びを考えるから、すごく頭も体も使っているなと思いますね。子どもたちのための雪合戦ツアーみたいなのがあるといいですね、きっと(笑)。

■秋田の県民性

Q 加藤さんから見た、雪深い秋田の県民性みたいなものはありますか?

加藤:すごくシャイな方が多いと思います。今年の始めに、秋田出身の著名な方に声をかけて、県人会を開催したんですよ。秋田を盛り上げていこうよと。冒頭の挨拶、みんなシャイで、まあしゃべらないしゃべらない(笑)。でも、お酒を酌み交すことで他人から家族になる。初めて飲んだ人なのに、家族になる。その人のためならなんでもしてあげちゃうと思っちゃうんですよね。一緒にお酒を飲めたら、がぜん変わってくる(笑)。

Q 最初は遠慮しちゃう県民性なんですかね?

加藤:マラソンで走って横並びになると譲っちゃうんですよ。前の競争じゃなくて後ろの競争になることがあって。行っていいよ、行っていいよみたいに譲っちゃう。雪の中で暮らして「どうぞ、お先に」という譲り合いの文化だからでしょうかね(笑)。

   

加藤夏希 ふるさと秋田を語りつくす! 前編はこちら

投稿時間:11時00分


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