2020年01月20日 (月)鉄道フォトライター 矢野直美のおススメ鉄道旅 「北浜駅」


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北浜駅

 全国を鉄道で旅してきたフォトライター・矢野直美さんが、「みちしる」の動画の中から、日本各地、おススメの鉄道・駅舎・車両を紹介していきます。今回は、北海道、オホーツク海に面した北浜駅を紹介します。冬には、目の前に流氷が押し寄せることで有名な駅です。


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矢野直美

 北海道札幌市在住。国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォトライター」。鉄道旅をこよなく愛することから「鉄子」の愛称でも呼ばれる。著作に『汽車通学』『ダイヤに輝く鉄おとめ』『おんなひとりの鉄道旅』など。

北浜駅

 オホーツク海に面した地域でしか見られない独特の青を、北海道では「オホーツクブルー」と呼んでいます。この美しさを堪能できるのがJR釧網本線、網走-知床斜里の区間です。列車は海岸線を走り、途中には濤沸湖(とうふつこ)も見え、まさに空と水が織りなす青色の世界が車窓に展開します。北浜駅は「日本で一番オホーツク海に近い駅」として知られ、目の前に広がる大海原はまさに絶景。駅の横にはちょっとした展望台が設けられ、あたり一面を見渡すことができます。

 オホーツク海は冬になると流氷が接岸し、青い海と白い流氷という鮮やかなコントラストで訪れた人々を魅了します。とはいえ風や海流にのって移動する流氷は、ある朝に海面をギッシリと埋め尽くすこともあれば、翌日には海岸から遠く離れていることも。流氷を目にすることができるかどうかは「風まかせ」「運まかせ」。シーズン中は観光列車「流氷物語号」が運行します。

 北浜は「駅舎喫茶のある駅」としても知られ、古い木造駅舎の中に昔から地元や旅人から親しまれてきた洋食喫茶が入居。釧網本線には他にも、駅舎の中に喫茶店やラーメン喫茶などがある駅が点在し、「おいしい旅」ができる路線でもあります。

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ホームからオホーツク海をのぞむ

投稿時間:09時55分


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