2019年06月13日 (木)鉄道フォトライター 矢野直美のおススメ鉄道旅 「手宮線」


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手宮線

 全国を鉄道で旅してきたフォトライター・矢野直美さんが、「みちしる」の動画の中から、日本各地、おススメの鉄道・駅舎・車両を紹介していきます。今回は、北海道で最初に鉄道が走った路線で、廃線後もその跡地が市民や鉄道ファンに愛され続けている、小樽の「手宮線」です。


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矢野直美

  北海道札幌市在住。国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォトライター」。鉄道旅をこよなく愛することから「鉄子」の愛称でも呼ばれる。著作に『汽車通学』『ダイヤに輝く鉄おとめ』『おんなひとりの鉄道旅』など。


手宮線

 北海道で最初に鉄道が走った線路は、その役目を終えてからも、小樽の人々や観光客から愛されてきました。現在は散策路として整備され、草むした線路沿いを散歩している人や、レールの上で両手を広げて記念撮影をしている観光客をよく目にします。ベンチに座って笑い合う学生達や、お弁当を広げる家族連れの姿もあります。

 時には、当時の面影を残す廃線跡に足こぎトロッコが走ったり、酷寒の冬に雪の滑り台が登場するなど、季節ごとにさまざまなイベントも開催されています。小樽駅から徒歩10分以内というアクセスの良さもあり、子どもから大人までが気軽に安心して楽しめる廃線跡です。

 そして北海道の鉄道発祥の地である手宮駅の跡地は、「小樽市総合博物館」として活用。たくさんの貴重な車両や資料が保存展示され、日本最古の機関庫がかつての美しい姿のまま残されています。観光シーズンになると、北海道で最初の鉄道として走った「義経号」「弁慶号」「しづか号」と同じアメリカの会社で製造された蒸気機関車に乗車することができ、ノスタルジックな旅に誘います。

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貴重な車両と出会うことができる「小樽市総合博物館」

投稿時間:11時00分


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