2019年05月23日 (木)鉄道フォトライター 矢野直美のおススメ鉄道旅 「C62」


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C62重連 急行ニセコの勇姿

 全国を鉄道で旅してきたフォトライター・矢野直美さんが、「みちしる」の動画の中から、日本各地、おススメの鉄道・駅舎・車両を紹介していきます。今回は、かつて北海道の自然の中を走り抜けた蒸気機関車「C62」の勇姿について語ります。

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矢野直美

  北海道札幌市在住。国内外を旅しながら写真を撮り、文章をつづる「フォトライター」。鉄道旅をこよなく愛することから「鉄子」の愛称でも呼ばれる。著作に『汽車通学』『ダイヤに輝く鉄おとめ』『おんなひとりの鉄道旅』など。

C62

 空に煙をたなびかせながら、甲高い汽笛を響かせ、シュッシュッシュッとまるで車両が呼吸しているかのように走る蒸気機関車。日本の歴史と共に生きてきた車両には、きっと年代ごとに違う思い入れがあると思います。

 私にとって蒸気機関車はなつかしい存在ではなく、とても新鮮で新しい乗り物です。走っている姿を初めて目の当たりにしたのは、NHK朝の連続ドラマ「すずらん」をきっかけに復活したC11171。知識としては知っていましたが、実際に石炭の匂いをさせながら動輪を大きく回転させて走る蒸気機関車は、圧倒的な存在感がありました。「なんて格好いいのだろう」と心を奪われました。

 そして「日本最大・最強」と言われるC62の重連運転に憧れました。しかも走っているのは北海道のJR函館本線、峠越えが続くことから鉄道ファンの間では「山線」の愛称で親しまれる路線です。急勾配の路線でどれほど力強い走りを見せてくれたのでしょうか、その姿は北海道の四季にどれだけ映えたことでしょうか。想像するだけで心が躍ります。

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重連で峠に挑むC62

投稿時間:11時00分


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