2019年04月25日 (木)お祭り評論家 山本哲也の 一度は行きたい! このお祭り 「葵祭」


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王朝絵巻を繰り広げる行列

葵祭 ~京都・三大祭りの一つ~

お祭り評論家・山本哲也さんが、一度は行きたい日本の祭りを「みちしる」の動画の中からセレクト。今回は葵祭。葵祭の由来と見どころを紹介します。

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山本哲也

 1970年大阪府東大阪市生まれ。近畿大学理工学部卒業。お祭り評論家。学生時代に行った青森ねぶたで祭りの楽しさに開眼、以来全国300か所以上の祭り・イベントを訪問。自ら趣味で制作したお祭り情報サイトがきっかけで、旅行雑誌で祭り情報の連載を担当。編集プロダクション勤務を経て、現在テレビやラジオ・雑誌・インターネットなど各種メディアで活躍。一般参加者の視点から、祭りの楽しさ・奥深さを伝えている。

 

  

■葵祭の由来

毎年5月15日に開催される葵祭。葵祭が他の多くの祭りと異なる点はいくつかあります。
他の多くの祭りでは「神様が神輿(みこし)に乗って氏子地区をまわる」のに対し、葵祭では「人間が神様のもと(神社)を訪問し祈願すること自体を祭りとしている」ことが1つ。
天皇の使者である「勅使(ちょくし)」が派遣される格式の高い祭りでもあります。葵祭のほかに、石清水祭(石清水八幡宮・京都府八幡市)と春日祭(春日大社・奈良県奈良市)のあわせて3つしかありません。
貴族の祭りである点も、他ではあまり見られない点でしょう。もともと葵祭は賀茂氏と朝廷の行事であり、日本の祭りでは庶民のための祭りが多いので、これも珍しい点です。

■王朝絵巻、どこで見る!?

さて葵祭の見どころと言えば、なんといっても王朝絵巻を都大路に繰り広げる行列でしょう。どこで見るとよいかは迷うところだと思います。
例年、御所・下鴨神社・上賀茂神社には有料観覧席が設置されており、観光協会にて申込受付しています。有料観覧席以外でも、コース中であれば大抵の場所で無料にて見ることができます。運行コースは観光協会の公式サイトなどで確認することができます。

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加茂街道を進む行列 撮影:山本哲也

無料で見られるスポットのなかで私がもっとも好きなポイントが、鴨川沿いの「加茂街道」。写真のように、並木の間を行列が通るエリアで、現代の建物があまり映りこまないうえに、木々の緑に衣裳映えする、ありがたい場所でもあります。14時40分頃から通過の予定です(全ての行列が通過する所要時間は約1時間です)。

投稿時間:11時00分


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