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家庭で行う回想法(3分45秒)

ご家族で、ご夫婦で、またお一人でも行うことができます。
子ども時代や若い頃に放送されていたニュースや番組を視聴してみましょう。そして、なつかしい番組や好きだった番組について、番組が放送された当時の思い出や感想を話し合いましょう。お一人で行う場合は、思い出したことや感じたことをノートに書き留め、その後どなたかと語り合う機会を作ってみるのもよいでしょう。

手順視聴する番組を探す

  • ご自身や一緒に視聴する相手が覚えている番組を選びましょう。
  • なるべく古い記憶もたどるために、ご自身や一緒に視聴する相手が子どもだった年代、テレビを初めて見た年代の番組を探してみるのも一つの方法です。

手順番組を視聴する

  • 映像の中の動きや音をじっくり視聴しながら、いつ、どこで、誰と見たかなど、思い出せること、気づいたことや感じたことを何でも話し合ってみましょう。
  • 相手が自然に語る言葉(懐かしい、私はこうだった等)を注意深く聴きましょう。相手の言葉を繰り返すなどして、話の続きを聴きましょう。
  • ご本人から自発的な発言がない場合、実況中継するように、「○○してますね」「○○が聞こえてますね」など、声をかけるようにしましょう。また、いつ、だれと、どこで見た?など質問を投げかけましょう。

手順視聴後の質問を例に語り合う

  • 映像の終わりに表示されている質問例を参考に思い出してみましょう。
  • その他、次のような事柄について思い出してみましょう。
    • 登場人物の服装や髪形について
    • 登場する乗り物、建物、日用品について
    • 当時の暮らしぶりや世相について
    • 映像の中で使われている当時の言葉、言い回し、表現について
    • 当時の思いや気持ちについて
    • 今、その映像を見てどのように感じているかについて
来島修志(日本福祉大学健康科学部助教)
指導 来島修志さん
日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科助教

お互いに思い出話を聞き合うため、他の番組も視聴してみましょう。

思い出した番組や、好きだった番組、思い出した内容を書きとめておくとさらに楽しみが増えるでしょう。「わたしの思い出のテレビ・ラジオ番組!」という自分史が書き上がるかもしれません。