１１月２１日の過去ニュース

11/21過去ニュースから3本　①伊豆大島 三原山大噴火 全島に避難命令　②横浜 東京工業大学　「シーラカンス」寄贈記念式典　③大分自動車道　メガソーラー付きＳＡ オープン

①【伊豆大島 三原山大噴火 全島に避難命令】昭和６１年１１月２１日、伊豆大島の三原山で新たに大噴火が起き、全島民に避難命令が出されました。噴火は６日前から続いていましたが、この日の夕方、カルデラの内側で始まった割れ目噴火が、外輪山の外側でも発生。溶岩が、人家のあるふもとに向かって流れ出しました。夜８時半すぎまでに、すべての地区に避難命令が出され、住民や観光客など１万人あまりが、東海汽船や海上保安庁、それに海上自衛隊など、あわせて３８隻の船で島外に避難しました。およそ１か月後、噴火はようやく収まり、東京などで避難生活を送っていた住民たちが、次々と島に戻ってきました。

②【横浜 東京工業大学　「シーラカンス」寄贈記念式典】平成１７年のこの日、タンザニアから贈られたシーラカンスの標本の寄贈記念式典が、横浜市にある東京工業大学で開かれました。シーラカンスは、およそ４億年前に現れた魚類で、その後絶滅したと考えられていましたが、１９３８年に生存が確認され、生きた化石と呼ばれています。このシーラカンスは、前の年に、タンザニア沖で地元の漁師によって捕獲されたもので、研究用に、タンザニア水産研究所から送られました。その後の研究で、手足の発生につながる遺伝子が見つかったことや、ひれの骨格などから、陸地に進出する前段階の魚だったことがわかり、話題を集めました。

③【大分自動車道　メガソーラー付きＳＡ オープン】平成２４年のこの日、福岡県を走る大分自動車道に、全国で初めて、大規模な太陽光発電設備メガソーラーなどを備えたサービスエリアがオープンしました。およそ４０００枚の太陽電池パネルが敷き詰められ、一般家庭３００世帯分に相当する電力を発電できます。ほかにも、人の体重を利用して開閉する自動ドアや、太陽熱を利用した空調システムなどが整備され、電気の使用量を抑える省エネの工夫が凝らされています。その後、各地の高速道路に、こうしたサービスエリアや料金所ができ、低炭素社会に向けた取り組みを紹介しています。