９月２８日の過去ニュース

9/28の過去ニュースから3本　①青函トンネル 試験列車が初走行　②横浜港 「サファイア・プリンセス」入港　③鹿児島 奄美大島　豊作祈願の“ショチョガマ”

①【青函トンネル 試験列車が初走行】昭和６２年９月２８日、本州と北海道をつなぐ青函トンネルを、列車の走行に支障がないかを調べる「試験列車」が初めて走りました。この日は、ディーゼル機関車にひかれて、各種の試験装置を積み込んだ、７両編成の試験列車が北海道側から入り、電気を送る架線の張り具合などをチェックしました。青函トンネルの開業は、翌年の昭和６３年３月１３日、１か月後の４月１０日には、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋も完成し、日本列島の４つの島が、陸路で１つに結ばれました。

②【横浜港 「サファイア・プリンセス」入港】平成１８年のこの日、アメリカの豪華客船「サファイア・プリンセス」がベイブリッジをくぐり、横浜港に入港しました。長崎の造船所で建造され、総トン数は１１万６０００トン。全長が２９０メートルある世界最大級の豪華客船です。北太平洋を横断する１７日間のクルーズの途中横浜港に立ち寄り、乗客およそ２６００人は、観光バスで東京や鎌倉などに向かいました。午後から事前に申し込んだ市民２００人が、カジノや劇場など船内の施設を見学。優雅な豪華客船を堪能していました。

③【鹿児島 奄美大島　豊作祈願の“ショチョガマ”】平成２１年のこの日、鹿児島県奄美大島の龍郷町（たつごうちょう）で、山の斜面につくられたわらぶきの建物を、屋根に乗った男たちがゆすって倒す、豊作祈願の「ショチョガマ」が行われました。この地方では、旧暦８月の初丙の日に、新しい年が始まるとされています。その夜明け前、集落を見下ろす山の中腹につくられた“ショチョガマ”と呼ばれる建物に男たちが登り、日の出に合わせてわらの屋根を倒し、稲の豊作を祈ります。地元では、ショチョガマが倒れるのは、蔵がつぶれるほどの豊作を意味するといわれています。４００年以上の歴史を誇る伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。