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9月20日の過去ニュース

9/20の過去ニュースから3本 ①戦後初の「航空日」 ②静岡市清水区 草薙(なぎ)神社で“龍勢花火” ③旧新潟税関庁舎 完成140年を祝う

①【戦後初の「航空日」】昭和28年9月20日。日本の航空の始まりを記念する「航空日」が、戦後初めて復活。羽田空港での祭典に、およそ10万人が詰めかけました。航空日は、明治43年、陸軍大尉の徳川好敏と日野熊蔵の2人が、日本で初めて3000メートルの飛行に成功したのを記念し、昭和15年に作られました。日本は戦後、航空事業が禁止されていましたが、昭和27年の民間航空再開を受け、この日、戦後初めての航空日が開催されたのです。航空日は、平成4年から「空の日」と名を改め、毎年さまざまな催しが行われています。

②【静岡市清水区 草薙(なぎ)神社で“龍勢花火”】平成22年のこの日、静岡市にある草薙神社の例大祭に合わせ、竹筒に火薬を詰め込んだ龍勢花火が打ち上げられました。戦国時代ののろしが起源といわれ、この地では、元禄年間に秋の例大祭で打ち上げられたと伝えられています。保存会に属する15の流派が、それぞれ竹取から火薬の調合、花火作りまで行います。龍勢は、白煙を引きながら勢いよく上昇。色鮮やかな煙が流れ、中から落下傘が下りてきます。人々は、次々と打ち上げられる花火に、歓声を上げていました。毎年9月20日前後に打ち上げられる伝統の花火で、ほかにも埼玉県の秩父などに伝わっています。

③【旧新潟税関庁舎 完成140年を祝う】平成21年のこの日、国の重要文化財に指定されている旧新潟税関庁舎で、完成140年を祝う催しが開かれました。旧新潟税関庁舎は、新潟港が開港した翌年の明治2年に建てられ、昭和41年までおよそ100年間、税関業務を行う役所として使われました。この日は催しにあわせて、普段は公開されていない棟の部分が、特別に公開されました。この建物は、日本の伝統的な建築技術を使い、西洋建築をまねて作られたもので、現在は、新潟市の歴史博物館として利用されています。

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