２月２８日の過去ニュース

2/28の過去ニュースから3本　①長野 軽井沢 「あさま山荘事件」機動隊突入　②蟹江ぎんさん 亡くなる　③寝台特急「あさかぜ」引退

①【長野 軽井沢 「あさま山荘事件」機動隊突入】昭和４７年２月２８日、長野県軽井沢町にあった「あさま山荘」に、人質を取り、立てこもっていた連合赤軍の武装グループ５人が、突入した機動隊に逮捕されました。事件が起きたのは２月１９日。武装闘争をとなえる連合赤軍のメンバーが、山岳アジトを転々としながら逃走した後、軽井沢のあさま山荘に、管理人の妻を人質に立てこもり、機動隊との間で激しい銃撃戦となりました。その様子は連日テレビ中継され、多くの人がテレビにくぎづけになりました。この日機動隊は、放水や鉄球で応戦する武装グループの抵抗をそぎ、山荘に突入。５人を逮捕し、人質を無事救出しました。警察のその後の調べで、グループは山岳アジトで、１２人の仲間を次々と殺害していたことがわかり、社会に衝撃を与えました。

②【蟹江ぎんさん 亡くなる】平成１３年のこの日、長寿の双子姉妹として人気があった“きんさんぎんさん”の妹 蟹江ぎんさんが、１０８歳で亡くなりました。２人は明治２５年生まれ。明治・大正・昭和・平成を生き抜き、人々に長生きの秘密を教えてくれました。日本だけでなく外国でも人気で、台湾を旅行した時も、熱烈な歓迎を受けました。１００歳を過ぎても元気な姿を見せ、楽しいおしゃべりと、笑顔の大切さを伝えてくれましたが、前の年に亡くなった姉のきんさんを追うように、この日、ぎんさんは自宅で眠るように、その生涯を閉じました。

③【寝台特急「あさかぜ」引退】平成１７年のこの日、東京～下関間を走る寝台特急列車「あさかぜ」が、最後の運転を行い、引退しました。あさかぜは、東京～博多間を走る特急として、昭和３１年に登場しました。ブルートレインと呼ばれ、親しまれた青色の車体が特長で、個室寝台や食堂車もあり、“走るホテル”といわれました。しかし、新幹線や飛行機を使い、短時間での旅が可能になり、利用客が減少。この年のダイヤ改正で、廃止が決まりました。旅のロマンを乗せ、最後の旅路に就くあさかぜです。定期運航のブルートレインは、上野～札幌間の北斗星が平成２７年に廃止となり、すべて姿を消しました。