日めくりカレンダー 日めくりカレンダー

215

2月15日の過去ニュース

2/15の過去ニュースから3本 ①東京タワーに大気汚染測定室 ②秋田 美郷町 小正月の“竹打ち” ③EVタクシー 営業開始

①【東京タワーに大気汚染測定室】昭和44年2月15日、スモッグを観測するため、東京都の大気汚染立体測定室が東京タワーに完成し、活動を始めました。この測定室は、東京タワーを利用して、高さの異なる場所で、亜硫酸ガスなどのデータを記録。スモッグを立体的に観測し、予報に役立てるものです。このころ東京では、工場の煙や自動車の排気ガスによる大気汚染が深刻な問題となり、ぜんそくなどの健康被害が急増していました。スモークは、昭和40年代をピークに発生が減っていましたが、数年前から再び増加。中国大陸から飛んでくる汚染物質の影響が指摘され、新たな対策が求められています。

②【秋田 美郷町 小正月の“竹打ち”】毎年2月15日、秋田県美郷町で、男たちが長い竹の棒で激しく打ち合う小正月の伝統行事「竹打ち」が行われます。六合のかまくらと呼ばれる小正月の催しの最後を飾る行事で、江戸時代に始まったといわれています、最近は、多くの人がヘルメットをかぶって参加するようになりました。およそ200人の男たちが、南軍北軍にわかれ、竹が折れるまでたたき合い、互いの陣地に攻め込みます。3回勝負で南軍が勝てば、その年は米の値段が上がり、北軍が勝てば、豊作になるといわれています。威勢の良い音が雪国の夜に響き渡り、人々は新しい年の安寧を祈ります。

③【EVタクシー 営業開始】平成23年のこの日、排気ガスを出さずに走る電気自動車のタクシー「EVタクシー」が、大阪で営業を始めました。EVタクシーは、大阪府がタクシー事業者と協力して導入したもので、全国で最も多い50台が、この日、大阪市などで走り始めました。電気自動車タクシーは、平成21年の新潟県柏崎市を皮切りに、東京、横浜などで導入が進められています。乗り心地もよいと好評ですが、1回の充電で走れる距離が限られているため、営業エリア内で充電器の整備などが必要です。各地に登場した電気自動車タクシー。大阪では、町なかだけでなく、JR大阪駅にも乗り場ができて、利用しやすくなってきました。

日めくりカレンダー