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1月26日の過去ニュース

1/26の過去ニュースから3本 ①東京・名古屋 2都市に初の「建物疎開命令」 ②東京 日比谷・丸の内 都心にパーキングメーター登場 ③埼玉 和光 “ニッポン全国鍋合戦”

①【東京・名古屋 2都市に初の「建物疎開命令」】太平洋戦争のさなかの昭和19年1月26日、アメリカ軍による本格的な空襲に備え、都市部の密集した木造家屋を強制的に取り壊す「建物疎開命令」が、初めて東京と名古屋に発令されました。空襲による火災の延焼を防ぎ、住民の避難場所を確保するのがねらいです。その後、各地の人口密集地や軍需工場周辺が、次々と指定されてきました。全国でおよそ61万個が取り壊しの対象となり、多くの住民が、一方的に立ち退きを強いられました。この年、サイパン島が陥落すると、B29による空襲が激しさを増し、終戦までに、日本各地の都市は焼け野原となりました。建物疎開でつくられた空き地は、戦後、公園や道路に転用されたところもあり、東京・渋谷の宮下公園や、名古屋の伏見通りなどに、その痕跡を見る事ができます。

②【東京 日比谷・丸の内 都心にパーキングメーター登場】昭和34年のこの日、東京都心の日比谷と丸の内に、全国で初めてパーキングメーターが登場しました。当時、都心の道路には車があふれ、駐車場の整備が追いつかないため、路上駐車の弊害が深刻化していました。駐車違反を一掃するため登場したのが、パーキングメーター。料金は15分で10円。30分ならつまみを2回まわして20円入れます。時間オーバーの車には、巡回中の係員が、注意書きを挟み込んでいきます。パーキングメーターは全国に広がり、その後、荷さばきを行う貨物車用のメーターも備えられるようになりました。

③【埼玉 和光 “ニッポン全国鍋合戦”】平成26年のこの日、全国から集まった自慢の鍋料理を競う「ニッポン全国鍋合戦」が、埼玉県和光市で開かれました。地元の商工会が毎年1月下旬に開いているもので、10回目のこの年は、日本各地から43点が出展しました。どれも味自慢の鍋料理。値段は一杯300円から500円です。訪れた人たちはいろいろ食べ比べ、一番おいしかったと思う鍋に、1票を投じます。この年優勝したのは、岐阜県の「白川郷飛騨牛すったて鍋」。すり潰した大豆をだしで割り、牛肉や野菜を煮込んだ鍋料理でした。

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