発掘ニュース

No.312

2022.07.15

音楽

『あなたのメロディー』視聴者出演者から発掘!

今回の“お宝番組”『あなたのメロディー』。視聴者の方が作詞家、作曲家となってテレビに出演するという番組で、ご自分が出演したという方からのご提供です!

『あなたのメロディー』は1963(昭和38)年から1985(昭和60)年まで22年間放送された長寿番組。アマチュアが作詞作曲した作品を、プロの歌手が歌うという夢のような番組で、この番組から北島三郎「与作」トワ・エ・モア「空よ」などのヒット曲も生まれました。動画投稿サイトなどが無い時代、自分の作品を発表する貴重な機会となっていました。

審査員はプロの作詞家や作曲家で、皆さんどうすれば良い作品になるのかを時に厳しい言葉も交えながら真剣に審査します。

こちらが映像を提供してくださった伊藤顕聖さんです。ご自分が出演した1982年10月放送の回を大切に保管されていました。今回、ホームページでご紹介するにあたって当時のお話を伺いました。

伊藤さんが番組に応募して見事出演がかなった曲のタイトルは「ふ・り・か・え・れ・ば」
Q どうして応募しようと?
「学生時代から作詞作曲でごはんが食べられたらいいなと思っていろいろやっていたのですが才能が無いなって(笑)気がつき、これで最後にしようと思って応募しました。当時は、父が亡くなって、母と一緒に暮らすため帰郷し、野球場前の売店、貸しレコード店(当時、この名称でした)などで働いていました。貧乏暇ありなものですから、暇なときは野球場前の売店の道で、いつもギターを弾いていました。農作業に行く隣近所のばあちゃん、じいちゃんたちに“おお、今日も弾いてるんかい。暇なんだなー”って思われていたみたいです。その後、いろいろあってまた上京することになり『あなたのメロディー』に応募しました。私が20歳くらいの時に書いた詞です。」

歌ってくれたのはニック・ニューサーのみなさん(現在はニック・ニューサ)。
Q どんな印象でしたか?
「あの有名なサチコを歌っているバンド!?どんなふうに歌ってくれるんだろうと楽しみにしておりました。もともとボーカルの田中さんの声は大好きでしたし、田中さんはバラードも上手でしたので、歌っていただくのを楽しみに本番を迎えました。歌を聴いて“これが私の曲”って鳥肌が立って、とっても感動しました。田中さんは、今でもこの曲を歌っていらっしゃるみたいです。」

『あなたのメロディー』では毎回、会場にお越しいただいた観客の皆さんと審査員の投票によって“アンコール曲”を1曲決定します。この日は見事、ビデオを送ってくださった伊藤さんが選ばれました!
Q その時のお気持ちは…?
「え?ほんと?私の曲?って驚くと同時に、あまりのびっくりに少し顔がひきつって(ビデオをご覧になるとおわかりになるかも)言葉を失ってしまいました。」

「一番感動したのは、審査員の山口洋子先生にお褒めいただいた言葉です。今でもしっかり覚えています。山口洋子先生は点数も応募曲の中で一番高い9点をつけてくださり、応募して本当によかったなと思いました。また表彰の盾も山口洋子先生に直接、手渡していただき、握手もしていただきました。とってもうれしかったです。」

「番組終了後、ニック・ニューサーの皆さまにお礼の挨拶をしに楽屋にお伺いしたところ、歓迎していただき応募曲の楽譜の裏にニック・ニューサーの皆さん、おひとりおひとりにサインをしていただき、とってもうれしい一日でした。私の故郷では番組を見て、大騒ぎしたようです(笑)」

Q 今回の貴重な映像、どなたが録画したのでしょうか?
「私が録画しました。当時、ビデオデッキが発売されて間もなかったため、知り合いのほとんどの人がビデオデッキを持っておりませんでした。(ベータとVHSの戦いのさなかでした)当時、サラリーマンになったばかりであまりお金がなかったのですが、自分の出た『あなたのメロディー』のみを録画するために、大枚(たしか10数万円)はたいて自分へのご褒美に買いました。」

伊藤さんからは、このほか翌月に放送した『あなたのメロディー~月間コンテスト』の録画テープも提供いただきました。月間コンテストでは10月、11月のアンコール曲を集めて年間コンテストに進む2曲を選びます。残念ながら伊藤さんは3位で年間コンテストには進めませんでしたが、キモチは晴れ晴れだったそうです。

伊藤さん、大切な映像をご提供いただきありがとうございました。『あなたのメロディー』に出演した!という皆さんで録画ビデオをお持ちの方、是非情報をお寄せください。

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