発掘ニュース

No.306

2022.02.25

アニメ/人形劇

あの人形劇『新八犬伝』がラジオで復活放送!

今回は明日放送の『発掘!ラジオアーカイブス』(毎月最終土曜日 ラジオ第1 13:05~)でお聞きいただく、連続人形劇『新八犬伝』を特集します。

発掘!ラジオアーカイブス『連続人形劇 新八犬伝』

ラジオ第1 2月26日(土)午後1時5分~

もしラジオの放送を聴き逃してしまったという方や、もう一度聴きたいという方は「らじる★らじる」聴き逃しサービスでお楽しみください!

今回の聴き逃しサービスは放送終了後、3月5日(土)午後1時55分頃までお聴きいただけます。

こちらへ↓

『新八犬伝』は今から500年ほど前の、安房(あわ)の国、現在の千葉県の南部が舞台です。曲亭馬琴「南総里見八犬伝」を原作に、8つの珠(たま)を持つ八犬士が活躍する物語。1973年から2年間にわたり全464回放送、大人気だった番組です!(脚本:石山透

でも、テレビの人形劇をラジオで??と思われる方も多いかもしれません。
この『新八犬伝』は音声だけで聴いても面白いんです!

その大きな理由が語りの坂本九さん!!明るくポップな講談調で、物語の舞台や歴史背景についても子供たちに分かりやすく語ってくれます。こちらは発掘された数少ない貴重な映像から。九さんを支えたマナセプロダクションからご提供いただきました。ありがとうございました。実は、このように九さんが画面に出て語るのは珍しく…

ふだんは、こんなふうに顔に“九”と書かれた『黒子』で登場するか、声だけの語りでした。

さあ、ラジオを聴くにあたって、よりイメージをふくらませていただくために、発掘映像の中から登場する人形のいくつかをご紹介いたしましょう!

当時ご覧になっていた皆さんが子供心に恐ろしい~と感じながら見ていた人形がこちら、玉梓が怨霊(たまずさがおんりょう)。この人形の登場シーンは、必ず人形師の辻村寿三郎(ジュサブロー)さん自ら人形操作を演じたとのこと。そのおどろおどろしい動きと人形の表情が記憶に残っているのでは…?

安房の国の城主・里見義実(さとみ よしざね)。戦の最中、形勢が不利になり愛犬に言ってしまった「敵の大将をかみ殺してくれないか。もし見事に殺すことができたら…わが娘・伏姫と結婚させよう」という言葉が運命の一言に!

里見義実の一人娘・伏姫(ふせひめ)は、父が愛犬・八房とかわした約束を守り、城を出て犬と暮らすことになります。

その八房(やつふさ)です。実は、この八房が子犬だったころに、里見義実に恨みを持った玉梓が怨霊が宿り、里見家にたたりをもたらそうとしたのです。

★八犬士とは…?

伏姫を連れ戻そうとやってきた里見義実の家来・金碗大助(かなまり だいすけ)が撃った弾は、八房とともに伏姫に当たってしまいます。

伏姫の首にかかった数珠(じゅず)が空にのぼって、8匹の子犬の姿に…。息を引き取る間際、伏姫が言いました。「私はこの世に8人の子どもたちを残してまいります」
そして、それぞれが仲間であることを知らない8人を一つに集めてほしいと…。

8匹の子犬は8つの珠(たま)に姿を変え、八方に飛び散りました。その一つ一つには、仁(じん)、義(ぎ)、礼(れい)、智(ち)、忠(ちゅう)、信(しん)、孝(こう)、悌(てい)の8つの文字が。

それから10数年後。各地に、輝く珠を持った若者たちが次々と姿を現します。

この4人の犬士たちは発掘された映像に登場していました。そのほか4人は保存があった最終回からご紹介いたしましょう。

この8人こそが『八犬士』、彼らをめぐって物語が展開します!

全464回の『新八犬伝』のうち、映像が丸々残っている回は第1回、20回、86回、最終回の4本。なんとか八犬士たちの雄姿をもう一度画面によみがえらせたい!更なる発掘ができるよう、皆さまの情報が頼りです。どうぞよろしくお願いいたします!

このほか、2014年に人形師の辻村寿三郎さんを訪ねてご紹介した発掘ニュースNo.6も是非ご覧ください。

発掘!ラジオアーカイブス『連続人形劇 新八犬伝』

ラジオ第1 2月26日(土)午後1時5分~

もしラジオの放送を聴き逃してしまったという方や、もう一度聴きたいという方は「らじる★らじる」聴き逃しサービスでお楽しみください!

今回の聴き逃しサービスは放送終了後、3月5日(土)午後1時55分頃までお聴きいただけます。

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