発掘ニュース

No.299

2021.11.05

情報番組

北海道“十勝”から発掘音源を全国発信!

NHK帯広放送局アナウンサー 神門光太朗(かんど こうたろう)です!
10月14日(木)のにっぽん列島夕方ラジオ(ラジオ第一 毎週月~金夕方5:05~各地の放送局から放送、北海道は木曜日担当)では『北海道まるごとラジオ~発掘!とかちアーカイブス』と題して、北海道十勝地方で昭和20~40年代に収録された“音”を放送しました。

この音源、実はNHK帯広放送局の倉庫で眠っていたものです。今回6ミリのオープンリールテープ数十本を発見!NHKでも少なくなった再生機で聴いてみると…、そこからは約70年前の“十勝”が聞こえてきました!

★番組で紹介した音源を古いほうから並べると…

・昭和20(1945)年 アップル・ソング(リンゴの唄 ジャズver.)
・昭和29(1954)年 昭和天皇 香淳皇后 十勝ご訪問の様子
・昭和30(1955)年 上士幌町糠平 ナキウサギの声
・昭和34(1959)年 第14回国体スケート競技 開会式実況
・昭和37(1962)年 広尾町 霧笛と波の音
・昭和37(1962)年 夏の馬市 関係者へのインタビュー
・昭和39(1964)年 国鉄 新狩勝トンネル貫通の瞬間
・昭和39(1964)年 十勝の空から~農業ひとくちクイズ
・昭和42(1967)年 北海道民のうた 北海ばやし(歌 坂本九)
・昭和46(1971)年 鼎談 依田勉三を語る

当時を知るリスナーのみなさんからは「相川浩アナウンサーの声だ」「懐かしい」という声が届いた一方で、多くのリスナーの皆さんにとっては初めて聞く音の数々とあって「国体の開会式を小学校でやっていたなんて!」「耳で十勝史をひもとくようだ」「音を聞くだけで当時の情景が目に浮かぶのが不思議だ」といった新鮮な反応がありました。

個人的には、昭和39年当時のアナウンサー「最近は1日中テレビ、テレビで、ラジオの仕事をしている私としては寂しいところもあるんですが…」と話しているのは、2021年現在の放送人「最近はネット、ネットで、放送の仕事をしている私としては…」とボヤいているのと重なり、時代はめぐるのだな~と興味深かったです。

これらの音源の一部を、12月中旬まで配信でお聞きいただくことができます。
「昭和の十勝が聞こえて大興奮」
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-nbadba672e6ad

思い出・コメントはこちら

ページTOP