発掘ニュース

No.269

2020.06.26

情報番組

FM『夜の停車駅』江守 徹さんの魅力あふれる

もう一度聞きたい!でもNHKにも残されていないラジオ番組の音源を発掘、放送する番組『発掘!ラジオアーカイブス』(毎月最終土曜日の午後1時5分~55分)

今月は1980年代にFMで放送した『夜の停車駅』にスポットを当てました。
1980年(昭和55年)から5年間放送した音楽番組で、開始当初は日曜日の夜10時20分から11時まで、その後土曜日に移設され夜も深まった11時~11時50分まで放送しました。

土日の夜にふさわしい、落ち着いた雰囲気のいわば「“大人向け”クラシック・イージー・リスニング番組」。毎回エッセイのようなひとつのストーリーが語られる中に、いくつかのクラシックの曲が織り交ざり進んでいきます。

語り手は俳優の江守 徹さん。なぜこの写真なのかは後ほど…
ちょっと切ないスクリプトに江守さんの愁いを帯びた静かな語り、そして、物語の展開や結末を誘うような抒情的な旋律…。今から40年前、リアルタイムでこの『夜の停車駅』に降り立ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

根強いファンが多い番組で、2019年には佐々木蔵之介さんの語りでスペシャル版として復活、今年1月にも3夜連続で『夜の停車駅2020新春』が放送されています。

江守 徹さんの『夜の停車駅』は発掘された40本ほどが保存されていて、すべて発掘ニュースNo.237でもご紹介した群馬県桐生市の安部直弘さんから提供いただいた音源です。

さあ、“元祖”『夜の停車駅』を聴いてみたい!という皆さん、「らじる★らじる」聴き逃しサービスでお楽しみいただけますよ。今回の放送は7月4日(土)13時55分頃までお聴きいただけます!

こちらへ↓

さて、先ほどの江守 徹さんの写真は水曜ドラマ『早筆右三郎』という番組の一場面です。江守さんが出演したNHKのテレビドラマは、大河ドラマをはじめ数多くありますが、発掘重点番組に入っているプロジェクト注目の1本が水曜ドラマ『早筆右三郎』なのです。

江戸時代版の”事件記者”。町のうわさを追い、日夜、江戸市中を走り回り、弱きを助け悪しきをくじく「かわら版記者」右三郎江守 徹さん)。人びとに心温まる話題を提供した早筆人の活躍を描いたドラマです。

今回、『夜の停車駅』の放送に合わせて『早筆右三郎』の動画クリップを公開して、こちらの番組の発掘情報も併せて募集いたします!ご覧ください。

いかがでしたか?この映像はレギュラー出演者の森田順平さんから提供いただいたものです。『早筆右三郎』全34回。第1回など数本はもともとNHKに残されていましたが、発掘の成果もあり現在22本がアーカイブスに保管されています

およそ10話分、最も多く映像を提供してくれたのが脚本を担当した小山内美江子さん。
その他、演出を担当した番組関係者や、出演者の森田順平さん発掘ニュースNo.198)、
大木実さん発掘ニュースNo.036)といった皆さんからも提供いただいています。

さあ残りは12話!探している回は…
第11回 「赤い痣なら彼岸花」
第12回 「重ねて三つ」
第13回 「赤猫が来た」
第17回 「夜も名残りの手まり唄」
第18回 「夢の超特急・えれんじゃー」
第19回 「女天一坊参上」
第21回 「盆燈籠の消える夜は」
第24回 「嵐の夜に猫が啼く」
第25回 「秋の夜長UFO噺」
第26回 「縁切り寺で縁つなぎ」
第27回 「深川おとこ河岸」
第30回 「赦免に咲いた愛ふたつ」

もし録画テープをお持ちの方は是非、情報をお寄せください!また発掘された回の中には映像が欠けているものや、乱れがあるものも混ざっていますので、『早筆右三郎』が録画されている可能性があれば迷わず一報を!もちろん前半でご紹介したラジオ番組『夜の停車駅』の情報も併せてお願いいたします!!

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