No.250
2019.11.15
音楽
昭和歌謡は不滅です!ロザンナ&ばんばん登場
1970年に大ヒットした「愛は傷つきやすく」を歌う夫婦デュオ・ヒデとロザンナ。
今回のテーマは『昭和歌謡』です!そう、心に残る昭和時代の歌謡曲にスポットを当てたイベントが埼玉・川口のNHKアーカイブスで行われました。
川口市の産品を一堂に集めて広くPRする「川口市市産品フェア2019」にあわせて行われたのは、こちら…
『ザ★昭和歌謡 SELECTIONシリーズ あのヒット曲は時代とともにあった!』
1970年に大活躍したヒデとロザンナのロザンナさん、1979年に「SACHIKO」が大ヒットしたばんばひろふみさんのお二人がゲスト。1970年と1979年の歌謡曲に注目しました!
MCは昭和歌謡にめちゃくちゃ詳しい、歌手であり芸人でもあるタレントのタブレット純さん、そしてフリーアナウンサーの今村明子さんです。
会場のNHKアーカイブス2階のどーもくんシアターは事前申し込みの皆さんと、当日産品フェアを訪れてきた立見席の皆さんで一杯に!
さらに多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、ガラス越しに観覧できるスペースや、ロビーにあるモニターに映像を映し出してご覧いただくスペシャルスペースもご用意!
★昭和歌謡をアーカイブス映像で(1970年)!
やはりNHKアーカイブスに来ていただいたからには、まずはNHKに残されている貴重な番組映像で!1970年のヒット曲をアーカイブス映像でお楽しみいただきました。
発掘された映像も何本か登場。「別れのサンバ」は民放プロデューサーの澤田隆治さんに提供いただいた『ばらえてい テレビファソラシド』から。「竹田の子守歌」は佐良直美さんから提供いただいた『世界の音楽』に収録されていました。
★タブレット純さんの『昭和歌謡』ショー!
今回のイベントのお楽しみのひとつがタブレット純さんの歌う昭和歌謡、そして深い知識に基づいた昭和歌謡に関するトークです!普段は女性のような柔らかい口調で話す純さんですが、突如、野太い声でものまねをしたり歌を歌ったり!1970年コーナーでは、皆川おさむさんの「黒猫のタンゴ」や菅原洋一さんの「今日でお別れ」を披露してくれました。
★ロザンナさん、昭和歌謡への愛!
1970年編のゲストは、冒頭にご紹介したヒデとロザンナのロザンナさんです!ヒデさんは29年前に亡くなられ、現在はお一人で歌手活動を続けています。
タブレット純さんは、小学生の時にデパートの開店イベントに来ていたロザンナさんに会って頭をなでてもらったのが初めての出会いだったというエピソードを告白。さらに純さんのコレクションの中から、コンビを組む前のヒデさんのレアなレコードを紹介したり、詳しすぎる知識を披露。会場の皆さんの中にもヒデさんがよみがえって来たようでした。
ロザンナさんの昭和歌謡への思いは…?
「一番いい時代に私は歌わせてもらったと思います。素晴らしい曲がたくさん生まれていた時代。みんなオリジナリティーがあって詞の世界がしっかりしている。今の曲が悪いとは言いませんが覚えられないんです(笑)昔の曲は、小さなお子さんからお爺ちゃんお婆ちゃんまで口ずさめる曲だったので、いま歌っても嫌われるような曲は無いと思います。」
ミニライブではヒデさんの懐かしい音源とのデュエット…
『愛の奇跡』はヒデさんが亡くなる1年前にレコーディングしたヒデさんの声と。『愛は傷つきやすく』は20代後半のヒデさん。ラストの曲はヒデさんが「ヒデとロザンナ」のために最後に作曲した『愛はいつまでも』。ディープな思い出トークの後で、涙の中の熱唱となりました。
第2部は1979年の昭和歌謡をクローズアップ!
1979(昭和54)年というとインベーダーゲームやワープロ、自動車電話などが世に広まった時代。皆さんの記憶の中にはどんな歌が残っているでしょうか??
この年はVHSが発売されてから3年、ベータは4年、家庭用録画機が普及し始めた頃です。上映した曲の中で発掘映像は…。「夢想花」、「魅せられて」、「夢追い酒」は『NHK花のステージ』。山川静夫アナと視聴者からの提供です。また甲斐バンドも視聴者から提供いただいた映像に録画されていました。
ニューミュージック、演歌、アイドル、ロック…百花繚乱の年でしたね、と語るタブレット純さん。しっかり衣装替えです!
そして第2部のゲストは、この1979年に「SACHIKO」が大ヒットした“ばんばん”こと、
ばんばひろふみさん!こちらは当時の『レッツゴーヤング』の映像です。
ばんばさんは今年69歳、現在もコンサートやラジオ番組の出演など活動を続けています。
タブレット純さんのレコードコレクションはここでも大活躍!
ばんばさんが初めて作詞作曲した『朝の光が輝く時』やプロデビューした「ジャッケルズ」時代の作品など、ばんばさんが当時のエピソードを次々と思いだすきっかけとなるレコードが登場、トークは昭和の時代へとトリップしていました!
★ばんばひろふみさんが語る昭和歌謡の未来!
ばんばさんの昭和歌謡への思いは…?
「何が今と違うか?昭和歌謡というのは演歌、フォーク…いろんなジャンルがありますよね。全部歌えたんです、みんな。どの曲も歌えた。いま歌えますか?(昭和は)それだけいろんな曲が人の心の中に入っているわけですよ。歌っていうのは残る場所は、人の心の中にしかないんです。だから昭和の数々の名曲は、そこを生きた人の心の中に残っているのではと僕は思うんです。」
最後は、ばんばさんの呼びかけでタブレット純さんも一緒に『いちご白書をもう一度』『SACHIKO』、そして会場の皆さんと一緒に『あの素晴らしい愛をもう一度』を熱唱!
合計4時間近くにわたる『ザ★昭和歌謡 SELECTIONシリーズ あのヒット曲は時代とともにあった!』が大盛況の中終了しました。
さてあなたは次に何年の昭和歌謡ヒット曲が聴きたいですか??