発掘ニュース

No.244

2019.09.13

音楽

伝説のフォークシンガー・本田路津子さんから発掘!

1970年にデビュー、翌年には紅白歌合戦にも出場!しかしわずか5年間の活動ののち引退した伝説のフォークシンガー・本田路津子(るつこ)さんからの発掘を今回はご紹介します!この映像は「インドの街を象にのって」をこちらの番組で歌っているところ…

◆『ステージ101』 1973年5月6日放送

1973年5月放送『ステージ101』です。本田さんがゲスト出演した回で、本田さんが歌うシーン3曲分と番組エンディング、あわせて約9分がビデオテープに残されていました。

歌のシーン2つ目は、レコードが出たばかり「この空の下で」。そしてヤング101山崎功さん伊藤三礼子さんとの3人で歌った「結婚しようよ」が録画されていました。

◆連続テレビ小説『藍より青く』第308回 1973年3月31日放送

本田さんは朝の連続テレビ小説『藍より青く』の主題歌も歌っていました!提供いただいたビデオテープの中には『藍より青く』最終回の最後の数分間も録画されていました。


第1回(大和田伸也さん提供)よりタイトル部分

この『藍より青く』は1972年4月から放送、全309回(当時の朝ドラは1年間の放送でした)。これまで大和田伸也さん提供の第1回しか保存が無く、今回最終回の一部が見つかりましたが、朝ドラの中でも何とか発掘したい番組の一つです。

山田太一さんのオリジナル脚本で、太平洋戦争のさなかに結婚し18歳で夫を亡くした真紀(真木洋子さんが戦後、熊本県天草から上京。一人息子と共に苦しい時代を力強く生きて中国料理店を開業するまでの物語です。

最終回のクライマックスは、夫・周一(大和田伸也さんが戦死したとみられるサイパンを訪れたヒロインの真紀と息子・周太郎(原 康義さんが飛行機の中で静かに思いを巡らすシーンです。

本田さんが歌う主題歌『耳をすましてごらん』に合わせて回想シーンが流れます。

そして番組終了のテロップ。最近の朝ドラは、最終回のラストに次回作の予告編がVTRで流れますが、当時はシンプルに1枚の画面に文字で新番組の紹介がされています。

◆『あなたのメロディー』 1975年2月9日放送

こちらは『あなたのメロディー』、1963年から1985年まで20年以上続いた人気番組です。テレビを見ている視聴者の皆さんが作詞・作曲した歌をプロの歌手が披露し、毎回アンコール曲(優秀曲)が選ばれます。「与作」などの名曲を生み出し、発掘ニュースでも何回かご紹介してきました。

本田さんが歌ったのは、高校2年生の女の子が作詞作曲した『やすらぎ』という歌。ゆったりとしたメロディーで大きな広がりが感じられる曲です。

審査員には荻昌弘さん湯川れい子さん宮川泰さん、皆さんお若いですね!

『やすらぎ』は1票差の接戦で見事にアンコール曲に!この日の最優秀曲になりました。

◆『カメラリポート』 1973年4月11日放送

最後にご紹介するのは『カメラリポート』。タイトルに映っているカメラを見るとレンズが3つ!ズームの倍率を変えるときはレンズを回して入れ替えていたのですよ。

隅田川沿いをリポートする本田さん。九州・福岡県大牟田市出身で、隅田川を初めて知ったのは子供の頃に歌った滝廉太郎の『花』。船に乗って都会の中に流れる“今の”隅田川を体感します。

どこへ行くにも必ず黄色い風船を持っているのが演出。『花』をはじめ3曲を歌いながら、変わりゆく隅田川をリポートします。


最後には風船のヒモを手放し風船は隅田川の上空へと…。

この『カメラリポート』は1966年から10年間続いた朝の番組で、NHK年鑑には次のように書かれています。
「東京を中心に関東各地のその時々の話題を、主に記者がリポーターとなって取材、報告する新しい形のフィルム番組。朝の時間帯は“ながら視聴”の面もあるという判断から、素材的にはできるだけ堅苦しいものを避け、コメントもリポーターと聞き手の対談で柔らかみを加えた。変化にとんだ話題が関心を呼んだためか、『スタジオ102』に匹敵する視聴率を上げた。」

本田路津子さん現在、ゴスペルシンガーとして教会をはじめ学校や病院などで歌声を披露していらっしゃいます。今回は、いずれも大変貴重な番組をご提供いただき、本当にありがとうございました!

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