発掘ニュース

No.211

2018.10.12

音楽

東京ロマンチカのリーダー・鶴岡雅義さんから発掘!

今回は昭和40年代に活躍したムードコーラス・グループ、鶴岡雅義と東京ロマンチカのリーダー鶴岡雅義さんからの発掘をご紹介します!

先日『ひるまえほっと』(関東甲信越での放送)の「発掘!お宝番組」のコーナーにご出演いただきました。東京ロマンチカではギターと作曲を担当している鶴岡さん、オープニングはギターを弾きながらの登場です!

右の写真は今回発掘された1973年の映像、鶴岡さんは当時40歳です。

9月2日に85歳の誕生日を迎えられた鶴岡さん、いまも現役で東京ロマンチカのリーダーをつとめています。「東京ロマンチカは、私とほぼ同い年!」武内陶子アナ

まずご覧いただいたのは東京ロマンチカの大ヒット曲、「小樽のひとよ」「君は心の妻だから」の発掘映像。いずれも1973年放送の『ワンマンショー』です。

デビュー曲で大ヒットしたのは「小樽のひとよ」

「ボーカルに三條正人が入って『小樽のひとよ』が発売されたんです。テレビに出るようになったのがこの曲からです。」

「最初に私のところに詞が来たときは『小樽のひとよ』じゃなかったんです。違うタイトルが付いてました、『粉雪のラブレター』。

小樽の大きな楽器店の店主さんが“これは売れる”と…。タイトルを変えて地名を入れてくれというので、『小樽のひとよ』というタイトルにして再発売、ヒットしたんです。」

「君は心の妻だから」は、鶴岡さんが作曲、なかにし礼さんが作詞というコンビです。

「なかにし礼さんと、今度は古賀メロディー風でいこうと決めたんです。そうして書いてくれたのが『君は心の妻だから』。

発売しまして、新聞とかいろいろなところで言われたのが、これで東京ロマンチカは消えるだろう、売れなくなるだろう。理由は“曲が古すぎる”“古賀メロディーの真似である”。というより古賀メロディー風でいこうと決まったわけですからね。古賀先生に報告に行ったら『これは古賀メロディー風ではなく鶴岡メロディーだ』と言ってくれたんです。」

新聞などの評価とは反して「君は心の妻だから」大ヒット!

古賀政男さんは鶴岡さんの師匠です。その師匠からエールを送ってもらったシーンも発掘されました!
古賀さんから声のメッセージです。

「初めて会ったときは非常に無口でしゃべらないんです。真面目で宿題を与えても、ちゃんと人一倍勉強してくるんですね。

音楽の世界には終わりというものは無いし、明日歌うためには今日努力するということでしょうね。苦しい日もあります、そりゃあ長い間には。泣きたい日もあるだろうが、結局芸術家は努力、努力ですね毎日が。

ホントにガンバレ鶴岡、ガンバレ東京ロマンチカでしょう。」

師匠からの声のメッセージに耳を傾けちょっとはにかむ若き日の鶴岡さんが印象的です!
さて、鶴岡さんのトレードマークと言えばこちら…

レキントギターです。1950年代後半、ラテン音楽ブームのなかメキシコ出身のグループが人気で、彼らが弾いていたのがレキントギター。

クラシックギターよりもやや小さめで、高い音が出やすいように作られています。普通のギターではないと気付いた鶴岡さんが楽器製作者に調べてもらい特注したのがこのギター。以来、50年以上たった今も同じギターを修理しながら弾き続けています!

このギターが主役になっている番組も発掘されました。

1975年から放送した『ゲーム ホントにホント?』は、視聴者のチームが4人のタレントの回答から本当の答えを当てるクイズ番組。4本のギターの中から鶴岡さんのギターを当てたり、レキントギターの特徴を選ぶ出題の回のビデオを提供いただきました。

さらに、こちら『きらめくリズム』も発掘!皆が知っているヒット曲を演奏だけで楽しむ音楽番組。曲の合間に入る中西龍アナをはじめとした男性アナウンサーの語りも人気でした。鶴岡さんが出演した回は、まさにレキントギターの独演会です!

もう一つ、鶴岡さんからは“お宝番組”を提供いただきました!

そう、『きょうの料理』(1973年放送)です。

鶴岡さん「すいとん、ご存知ですね?」
飯窪アナ「戦後、よくいただきました。」
鶴岡さん「それから、けんちん汁というのをご存知ですよね?」
飯窪アナ「温かい、いろんな野菜が入っている。」
鶴岡さん「その、けんちん汁の中にすいとんの団子を入れちゃおう。
名付けて“けんちんとん”。うちの子供はとんちんかんなんて言いますけど、間違って。」

飯窪アナ「今日は、とんちんかんにならないように…」

飯窪長彦アナウンサーとの軽妙な掛け合いのもと、普段はほとんどしないという料理の腕を披露してくれた『きょうの料理』も発掘です。

『ひるまえほっと』、最後にヒット曲の秘訣を聞かれた鶴岡さん…
「日本人というのは古いというのを悪い言葉として使いますよね、それ古いんじゃない?とか。…良い悪いはありますが、古い新しいは関係ないと思うんですね。」

生涯現役として活動していきたいという鶴岡雅義さん。たくさんの番組を提供いただき、ありがとうございました。これからも古き良き音楽を演奏し続けてください!

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