発掘ニュース

No.191

2018.04.20

音楽

『ステージ101』田中星児さんから発掘!

『ステージ101』特集、ついに3週目です!今回はこの方からの発掘!

そう、田中星児さんです!“ヤング101”には1970(昭和45)年10月に仲間入り。
番組終了まで中心的なメンバーの一人として活躍しました。

大阪に住んでいたご両親が録画してくれたUマチックのテープです!お父様が機械好きで買ったというビデオデッキですが、テープの値段が高かったため星児さんの出演部分を中心に録画してあります。『ステージ101』収録総時間は約5時間以上!

今回はその中から1971(昭和46)年の放送をご紹介!

こちらは星児さんに提供いただいた中で最も古い1971年1月9日放送のオープニングです。画面には【カラー】の文字がありますがモノクロ。1/2オープンリールのビデオで収録した白黒映像をUマチックにダビングしたのではないかとのことです。

この年の司会は、黒柳徹子さん
「今日はギターがテーマです。いまヤングは全部で36人いるんでしょ。そのうちギターを弾ける人がとてもたくさん、何人いるの?」
黒沢さん「25人います。」
「きみの場合はギターのどういうところが良いの?」
黒沢さん「僕の場合は値段が楽器の中でも安かったので。」
「ピアノとか色んなものに比べるとね。なるほど取り付きやすいというわけね。他の方の意見聞いてみようかしら!」

高橋キヨシさん「はいはい!簡単に演奏できて、自分で歌うことが出来るでしょ。もてちゃうんですよ、女の子に!(笑)」
黒柳さん「ちょっとホントにもててる?ウソ、ウソって言う声がすごいけど。」

黒柳さん「田中くんは?」
「孤独な人にはね、ギターの音色は心にジーンと染みわたるんじゃないかと思います。」
黒柳さん「やっぱり詩人は言うことが違うわね!」

『ステージ101』の魅力の一つは、なんといっても40人近いメンバー全員が一緒になって歌ったり踊ったり、101スタジオを“ステージ”にパフォーマンスを繰り広げることです。AKB48をはじめとした最近のアイドルは大人数のチームですが、ヤング101はそのパイオニアだったのかも…!と映像を見ながら感じてしまいました。

胸にニックネームがかかれたおそろいのTシャツも『ステージ101』ならでは!
司会の黒柳徹子さんも“TETSUKO”

時には徹子さんが歌うこともありました!そしてヤング101のメンバーと一緒にお笑いコーナーも…

9月15日放送。メガネをかけてアナウンスの先生役の徹子さん。田中星児さんに「ちり紙交換」のアナウンスを指導!
徹子さん「あなたお生まれはどちら?」
星児さん「大阪なんです。」
徹子さん「なまりが入って、それがかえって親近感があって。もしかしたら家のもの全部出しちゃおうかなんて…。でもさっき、古女房をトイレットペーパーと交換するなんて言っていた人がいるそうだけど、そういうことは絶対言わないでちょうだい。みんな出したくても出さないんですから(笑)」
仲間のヤングも大笑い。

この翌週の放送を最後に、黒柳徹子さんは1971年の秋、以前から固く心に決めていたアメリカ・ニューヨークへの留学に旅立ちます。その直前の貴重な映像の数々です!

さて、映像を提供してくれた田中星児さんの出演シーンに戻りましょう!

「ちり紙交換」と同じ日。ヤング101の精鋭をバックコーラスにして「涙のくちづけ」。

6月2日放送では、田中星児さんがソロで「ボラーレ」を熱唱!この曲は星児さんが大好きな一曲です。

9月1日放送では和楽器とのコラボ。星児さんは民謡「小諸馬子唄」を歌い上げました。

それぞれの放送日とも全編が録画されているわけではなく、あくまでも部分的な映像発掘ですが、『ステージ101』の変遷が実感できる大変貴重な資料です!田中星児さん、そして星児さんのご両親、本当にありがとうございました!

次回は星児さんから提供いただいた1972~73年度の映像をご紹介いたします!

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