発掘ニュース

No.189

2018.04.06

音楽

『ステージ101』特集スタート!まずは最古!

ファンの皆様お待たせいたしました!新年度最初の発掘ニュース『ステージ101』です!
なんと!4回にわたって伝説の歌番組の発掘をご紹介いたします。

まずはこちら…

いまNHKに残る最も古い『ステージ101』です!1970(昭和45)年1月24日放送。
【カラー】の文字がありますが白黒での録画。番組関係スタッフがUマチックで録画した映像を提供してくれました。

NHKのデータベースによると、『ステージ101』は1969年11月3日と1970年1月1日に特集番組を放送。そして1970年1月10日、毎週土曜日夜8時から59分間のレギュラー番組としてスタートしました。

つまり発掘された番組はレギュラー放送3回目ということになります!

それにしても、オープニングの映像はちょっと様子が…落語?!

出囃子に乗って現れたのは三遊亭小円遊さん「えー、一席お笑いを申し上げます…」と話し始めると突然ドラムの爆音が鳴り響きます!落語を続けられないほどの音に、
「うるせいや、ちくしょー!」と高座を降りて走り始める小円遊さん。

走る先には『ステージ101』の文字が…、なんと幕になっていて突き破ります!その向こう
からは…

“ヤング101”が飛び出してきてオープニングソング「ヤッポン!」が始まります。3回目にして、ずいぶん凝ったスタートですよね!!

“ヤング101”というのは、この番組のために選ばれた40人ほどの男女のメンバーのことです。『ステージ101』は彼らの歌と踊りを中心とした若さ溢れるショーとしてスタート。番組名・グループ名の“101”は、TVスタジオでは東洋一の広さを誇るといわれた「101スタジオ」からとられています。

初代司会者の関口宏さん、当時26歳!「今夜のステージ101は、落語の面白さを三遊亭小円遊さん、しっとりした歌の味を岸洋子さん、そして若さの方はお馴染みヤング101、この3つ、3頭立てのソリ、トロイカに例えられるんじゃないかと思います。」
と一曲目に歌ったトロイカを引き合いに出して今日のテーマを紹介します。

ゲストの岸洋子さんのヒット曲「夜明けの歌」をヤング101が歌って、岸さんとのコーナーが始まります。

楽しくシャンソンのレクチャーをしたり、クイズを出したり、ヤング101のメンバーと一緒に歌ったり…ピアノの演奏は中村八大さんです。

小円遊さんとは、落語の演目でお馴染みの「寿限無(じゅげむ)」でのコラボ。

ヤング101が「寿限無」にメロディーを付けてポップに歌います。間奏のあいだに小円遊さんが登場、「寿限無」の“うんちく”を噺にして披露。小円遊さんの語り口はリズム良くバッチリ合っていました!

そして『ステージ101』といえばオリジナルソング!ファンの皆さんが楽しみにしていた曲、
この回にも歌っていましたよ!

そして…

『ステージ101』ファンの中でも人気の高い「涙をこえて」。歌っているのはヤング101のメンバーでもあった“シング・アウト”。最終回でもラストに歌われた、番組を代表するヒット曲です。すでにこの頃から歌われていたんですね!

この回のクライマックスは“雪の歌”を特集した『ヤングコーナー』

番組最終盤の12分ほどを使って7曲をメドレーで!もちろんヤング101のダンスも見所!

途中、小円遊さんや岸洋子さんが飛び入りで登場したり、当時29歳でヒゲのない上條恒彦さん「雪が降る」をソロで歌ったりと盛りだくさん。

とにかく見ていて楽しく元気になります!次回も『ステージ101』の予定です!

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