No.160
2017.07.07
アニメ/人形劇
復活!プリンプリン物語、伝説の人形劇がよみがえった!
ついに『プリンプリン物語』の再放送が始まりましたね!皆さんはご覧になりましたか?
子供の頃は学校から急いで帰ってテレビの前に座った皆さん!今度は毎週水曜日、仕事や家事を終えて、一日の最後にプリンプリンに明日の元気をもらってくださいね!そして、まだ『プリンプリン物語』を見たことが無い若い世代や子供たちにも是非お勧めください!
さて今回は、この再放送を前にお送りしたスペシャル番組からダイジェストです!
題して『復活!プリンプリン物語』伝説の人形劇“ここがスゴイ!”
番組は、プリンプリンとボンボンの人形劇から始まりました…
「今日は、私の魅力をたっぷり教えてあげるわ!」
「いやいやいや、プリンプリンの魅力だけじゃなくて、プリンプリン物語っていう人形劇の魅力を教えてあげるんでしょう?」
「うるさいわねぇ!主役は私よ、脇役は黙ってて!」
「わっ!ちょっと、ちょっと。プリンプリンって、もっと優しくなかったっけ??」
「38年も経てば、いろいろあるのよ!」
冒頭から笑いのスタート!『プリンプリン物語』本編の中でも、いろんな笑いがちりばめられていますよね!ルルルル、この番組も楽しい予感がしますよ~。司会はこの2人!
お二人とも放送当時はちょうど中学生くらい、まさに“プリンプリン世代”です。
スタジオには、さまざまな世代の5人のゲスト!
夢眠ねむさんは2003年の再放送のときに『プリンプリン物語』を知った、新しい世代のプリンプリンファンです。石川ひとみさんは、もちろんプリンプリン!神谷明さんはボンボンやルチ将軍をはじめ10役以上を演じていたそうです、これもビックリ!
ストーリーを世界情勢から紐解く松尾貴史さんの解説や、オンタイムで見ていた西村知美さんの記憶力など、驚きのコメントが続出!ちなみに“チリ アクタ”とはゴミや値打ちの無いものの例えで使う言葉ですが、アクタ共和国の名前は、当時、独裁政権だったチリと“チリ アクタ”をもじったのではないかという松尾さんの解説です。スゴイ!
スタジオには、このホームページでお馴染みの『プリンプリン物語』のファン、MPD(もう一度プリンプリンを見てみたい団)の皆さんにもお越しいただきました!
番組は“ここがスゴイ!”をキーワードに進みます。
たとえば「クセが強すぎる!キャラクターがスゴイ!」
そして「奇想天外 旅する国がスゴイ!」
「再放送できなかったワケ」のコーナーでは、先々週ご紹介した埼玉・川口のNHKアーカイブスにボンボンが訪ねてきたシーンも登場!館長やMPD編集部でおなじみの編集部員Hも出演してプリンプリン発掘の経緯について紹介しました。
編集部員H「こちらのテープは声優の神谷明さんから提供いただいたんだ。」
ボンボン「うわーー!さすが神谷さん、すごいな~!“って、めっちゃ自画自賛”」
「…え、誰?なんか声が聞こえたぞ?だれですか?」
「はい!ボンボン役の神谷明です!」
神谷さんは勉強のために自分が関わった作品はほとんど録画してあるといいます。そのビデオテープこそが、再放送を可能にしてくれた“お宝ビデオ”です。
カメラはさらに、プリンプリンはじめ、全ての人形たちを作り上げた友永詔三さんのアトリエ&美術館にもお邪魔しました。
これが『プリンプリン物語』を録画していたビデオデッキ!
「実際に放送が始まる時に買ったんですね。…僕はテレビの仕事が初めてだったので、どういう感じで映るかっていうのを見たくて、テープで全部録ったんです。」
「アニメ世代で育った人たちがどういう反応を示してくれるか?人形劇とアニメとはちょっと違うので、それがちょっと僕自身としては、作り手としては楽しみなんです。」
そして『チロリン村とくるみの木』の時代から人形使いとしてNHKの人形劇を裏で支え続けてきた伊東万里子さん。
「プリンプリンの時は重い人形が私のところへまわってきました。」
そう、怪人・ランカーです!あとにも先にも伊東さんが演じた最も大きな人形だそうです。
「やってるときはホント必死です。客観的に考えながらじゃなくて、そこにどっぷり入り込んじゃって。そういう意味ではビデオで録っておくということは大事で。細かいところをチェックして、次の演技に役立てるというのは必須条件ですね。」
『プリンプリン物語』に携わった皆さんが、それぞれの目的で録りためたビデオテープの映像が、今回、再放送という形で活躍することになったのです!!
さらに「この挿入歌がスゴイ!TOP5」では、ファンからのリクエストを元に番組が独自に選んだ5曲を紹介!
「NHKなのに遊び心がスゴイ!」では…
放送当時の流行やパロディーをふんだんに取り込んだNHKらしからぬ遊び心を紹介しました!
最後は、全656回のストーリーを生み出した石山透さんにスポット。そのメッセージの深さに迫りました。
特番をご覧になった皆さんはたぶん、きっと…いや絶対に『プリンプリン物語』を見たくなったことと思います!反響も大きく、ツイッターのトレンドにもランクインしたとのこと。3位まで登りつめたのをプロジェクトのメンバーは確認しています!
とりあえず50回までの放送が決定している『プリンプリン物語』、どこまで続くかは皆さんの反響しだいです!プリンプリンたちの旅がいつまでも続くことを願って、番組発掘プロジェクトは残り11回分の発掘に力を注いでまいります!