発掘ニュース

No.141

2017.02.17

アニメ/人形劇

あと23回分!プリンプリンがテレビでお願い!

今月の『ひるまえほっと』(関東地域のみの放送)「発掘!お宝番組」は、石川ひとみさんがゲスト!『プリンプリン物語』発掘上映会&ミニ・コンサートから4日後の2月9日、生放送で『プリンプリン物語』への熱い思いを語ってくれました!

「プリンセス・プリンプリンの石川ひとみです!」と元気な挨拶から始まったコーナー、
「(イベントに)たくさんの方に来ていただいて嬉しかったです。」

石川ひとみさんは1978年にアイドル歌手としてデビュー。その翌年、『プリンプリン物語』の主人公・プリンプリンの声に抜擢されました。

島津アナ「デビューの次の年に!スゴイですね。当時は、アイドルが声優の仕事をするのは珍しかったのでは??」

「そうですね、あまり聞いたことは無かったですね。…わたし子供のころからお人形が大好きで、人形になったつもりで声を出していたことがあったんです。…NHKのどこか、お部屋に挨拶に行きまして、その時に紙を渡されて“これちょっとやってみて、人形のつもりで”と言われて、なんとなく自由にやったんです。それで次からはプリンプリンになってたんです。あれはテストだったのか?オーディションだったのか?(笑)」

島津アナ「お人形って表情が変わるわけではないので、アニメよりも声をあてるって難しいのでは?」

「プリンプリンは最初に声だけを全て録ってしまって、そのあと声に合わせて人形が操作されるんです。だから全く目の前に人形は無いんですが、声優の皆さんと役になってマイクの前で声だけでお芝居をするんです。すごく自由にさせていただいた感じがありました。」

「プリンプリン物語って人形劇なのに、私、この生身の人間の私が登場することが何度かあるんです。このままの私が映っちゃうんです!面白いですよね…とにかく色んな事が起こっても全然おかしくない、画期的な人形劇でした。」
島津アナ「そういう自由さが、子供たちにとって面白くてたまらなかったんでしょうね。」

松尾リポ「このプリンプリン物語、3年間で656回放送がありましたが、当初NHKアーカイブスに保存されていたのは第1回と最後の1年分だけ。それが発掘活動により徐々に集まってきて、去年、初期の120回分の録画テープが大量に発掘されました。それが今回のイベントにつながりました。」

そのイベント、先週ご紹介できなかった『プリンプリン物語 川柳グランプリ発表』の様子をご紹介します!

ホームページで募集したプリンプリン川柳、優秀作の作者3人の方がステージに!

まず一人目は、ペンネーム“aya”さんの句。

時を経て 心が集う プリンプリン

「当時、私は小学1年生だったんですが、家にテレビが無くて近くの祖父母の家に走って見に行っていたのを思い出します。歌が好きでテレビを見ながら一緒に歌っていました。あまりに好きだったので、思いが通じてこの枕を買ってもらって今でも大事に使っています!」

二人目は“サワコ”さん。

旅行けば イケメン揃い うらやまし

「私はプリンプリンの時代、まだ(年齢が)ひとケタでしたので、ほとんど当時の記憶が無く、2003年の再放送で再ハマリしたタイプです。画面に友永先生の人形でカッコイイ“メンズ”がいっぱい出ていたので、そこで夢中になったファンの一人です。」
というサワコさん、プリンプリンを見ていた事で人形好きとなり、なんと!現在は“ひな人形”を作る仕事に携わっているそうです。

そしてグランプリを取ったのは、三人目の“むらペン”さんです。

プリンプリン 見れば明日も 頑張れた

「ふだん私は学校から帰ると一人ぼっちで夜を過ごしていたんですが、『プリンプリン物語』を見ると主人公のプリンプリンも友達や仲間やたくさんの人たちが助けてくれて、お母さんがいなくても一生懸命、旅をして探すという姿が…自分も頑張ってるけどプリンプリンも頑張っているんだなと。」

グランプリ、おめでとうございました!『プリンプリン物語』が心の支えであり、次の日も頑張れる励みになったというスピーチは、集まった皆さんの心に響きました。

「皆さんの日々の生活の中に、『プリンプリン物語』という番組が大きな影響を与えていて、皆さんの元気にもなり、勇気にもなり、明日への希望でもあり…嬉しいの一言です。」

実はリポーターの松尾さんは、放送当時まだ生まれていなかったとのこと。イベントに参加してみて…

松尾リポ「今回初めて見たり聞いたりした映像や曲が、本当に魅力的で引き込まれていつの間にか口ずさんでいるんです!小学生のお子さんを連れて来ているお父さんやお母さんも何人かいたのですが、お子さんも“おもしろい”と言ってたんです。私のように知らない世代も楽しめるというのは、本当に魅力的なのだと感じました。」

「大切にVTRを録ってくれた方たちが保管してくださったおかげで、こうして私ももう一度プリンプリンを見ることが出来て、自分もプリンプリンだったことを思い出す事ができたわけです。これからもどんどん出てきてほしいです!」

松尾リポ「実は、のこり23話で全てがそろうんです!」

「あともうちょっとじゃないですか~!皆さんお願いします!お持ちじゃないでしょうか??本当にお願いします!たくさんの方に見ていただきたいので再放送もしてほしいです!」

時がたっても変わらない石川ひとみさんの声に感激!実は、最終回でもまだ祖国を見つけられていない『プリンプリン物語』、続編も期待してしまう筆者なのでした!

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