発掘ニュース

No.138

2017.01.27

ドラマ

近藤勇で紅白!?メロドラマでモテモテ 瑳川哲朗さん

新年最初の『ひるまえほっと』(関東地域のみの放送)「発掘!お宝番組」から、貴重な映像と楽しいトークをご紹介します。この方、俳優の瑳川哲朗さんです!

「このたびは、ホコリをかぶっている老俳優を“発掘”していただいて感謝しております。」

いきなりのご挨拶に、司会の島津有理子アナウンサーとリポーターの島紗理(さあや)さんは爆笑!一気に和やかな雰囲気に。

まずご覧いただいたのは、先週の発掘ニュースでもご紹介した時代劇の名作『赤ひげ』(1972年~放送)、その第36回です。物語のカギとなる中心人物を演じていたのが瑳川さんでした。

「早くに病気を見つけていてくれたら、妻は実は治っていたかもしれない…」

島津アナ「いま短い間でも、瑳川さんの演技にこちらも泣いてしまいそうになりました。」
瑳川さん「いや~、私も初めて見ました。」

えっ?瑳川さんが提供してくださった映像なのに??どうして…

こちらが『赤ひげ』が収録されていたUマチックテープです。
「これは私の字ですね。…自分の芝居をチェックするのと確認の意味ですね。でも見ませんでしたねぇ。忙しくて見る時間が無くて、あるというだけで安心して見ないものです。」

今回、提供していただいた映像をデジタル化して初めて瑳川さんにも見ていただくことができました。

次にご覧いただいたのも時代劇。こちらのテープに録画されていた『鞍馬天狗』(1969年~放送)です!NHKには1本も残っていなかった“幻の”番組です。

瑳川さんは鞍馬天狗(高橋英樹さん)と敵対する新撰組の局長・近藤勇を熱演。鞍馬天狗と近藤勇は対立しながらも心を通わせます。

見せ場の殺陣シーンもしっかりと残されていました。

島津アナ「今見ていたら、相手を斬り倒してしまわない展開なんですね?」
瑳川さん「サブテーマが鞍馬天狗と近藤勇の男の友情物語みたいな面がありましてね。…その時代に生きている男同志として、信念で生きている男同志として、考え方が違ってもお互い認めている…現代もそうありたいですねぇ。」

実は瑳川さんがNHK初出演だったのは大河ドラマの『三姉妹』(1967年放送)で、その時も近藤勇を演じました。近藤勇に縁がある瑳川さん…

「近藤勇の銅像と対面したことがあるんです。三鷹(東京)の龍源寺というところに近藤勇の銅像があるんですが、そこで対面して写真を撮ったことがあるんです。似てるという評判でした(笑)。ふん装して近藤勇の恰好をしていましたからね。」

当時の『鞍馬天狗』人気を示すのが1969年の紅白歌合戦!『鞍馬天狗』の出演者が登場するコーナーがありました。

「紅白出ました!」

「普通、大晦日って俳優さんは暇じゃないですか。それが仕事で会場に向かっているという高揚感というようなものが…えっ、大晦日でこんな感じ味わうの初めてだな!と。」

ご紹介してきたように“時代劇”での活躍が知られている瑳川哲朗さん、違った一面がみられる発掘映像がこちら!

1972年放送の銀河ドラマ「泉」。男女の恋愛模様を描いた“メロドラマ”で、瑳川さんは2人の女性とのはざまで揺れるモテモテの研究者を演じています。当時35歳!

こんなシーンも!!

「35歳ですか!旬ですね、ホコリかぶってませんね(笑)」

「ラブシーンもありましたね!」と大喜びの島津アナウンサー。
「緊張されるんですか??」

「緊張というより照れるんですね僕は…。元々“照れ症”なので。当時はキスシーンというのはポピュラーではなくて、あっても唇が触れ合うところを映像では見せないという時代でしたから。」

こうした番組の数々を再び楽しめるのは、ビデオを保存し続けてくださった瑳川さんのおかげです!

「今回のアーカイブスさんの努力というのは凄くて…しつこいという意味じゃないですよ(笑)。発掘作業が一生懸命で、その熱意に押されて自分も探し出してみたいと。持っている方はそんなに大事にしていないケースが多いんです。ですから復元されて良かったです。」

瑳川さんから嬉しいお言葉をいただいてスタッフ一同、感謝感激です!

この放送の数日後が“傘寿”80歳の誕生日だった瑳川さん、放送後に番組スタッフからお祝いの花束が手渡されました。今年は、去年亡くなられた蜷川幸雄さんのマクベス公演で世界を回られるとのこと、益々お元気でご活躍ください!

思い出・コメントはこちら

ページTOP