発掘ニュース

No.091

2016.1.29

ドラマ

発掘上映会&トークショー 準備快調!

来月2月7日(日)に行われる番組発掘イベント、
『天下堂々』上映会&豪華ゲストトークショー
着々と準備が進んでいます!

会場の映像ホールがある埼玉・川口のSKIPシティにはいたるところにポスターが!

好評につき早くも定員に達し、申し込みは締め切りました。ありがとうございました!

こちらは会場となる映像ホール!当日は250人の参加者と出演者の皆さんの熱気であふれる予定です。

もちろんイベント自体の準備も順調に進んでいます。
出演していただくゲストの皆さんとの打ち合わせにちょっとお邪魔しました…

同心、一寸の左門役で出演していた柴俊夫さんです!『天下堂々』の思い出をひと足先に聞いてみました!

「僕は当時、モデルや民放の朝の情報番組で司会などをやっていました。
そこで芸粋を拡げる為にNHKの門をたたき、NHKドラマ部の方に面会に行きました。どんな役でもいいから下さいと直談判したんです。そうしたら演出担当の岡崎栄さんを紹介されて、「天下堂々」の同心役に抜擢していただいたんです。ですからNHKに育ててもらったという印象が強いです。

しかし素人同然の僕に対して、まわりはベテラン揃いの役者の皆さんですから萎縮しまくっていました。演技そのものは岸田森さんなどから指導を受けてやっていました。」


岸田森さん

「その一方で、同世代だった共演者の村野武範や篠田三郎、桃井かおりなどとの交流が始まり段々楽しくなっていきましたね。当時は僕くらいしか車を持っていなくて、収録が終わると僕の車に大勢乗り込んできて酒場まで運んだ記憶があります。」

「また台本を覚えるのに大変な苦労をした想い出が残っています。作家の早坂暁先生が台本を書きあげるのが遅いんです…。当日スタジオに入ってそこで台本を渡されて覚えなければならなかった事もありました。」

「『天下堂々』を懐かしく見て、改めて本(脚本)の素晴らしさを感じました。江戸の世相と昭和の世相を符号させながら展開していく物語は今見ても色あせないし、高校生達にも是非見てもらいたいし、感じてもらいたい作品です。

時代劇の灯は消してならないと思います。あの当時の豪華な作家陣は、皆さん素晴らしい方々でした。是非リメイクして今の時代に蘇らせてもらいたいですね。」

まだまだ柴さんのエピソードはいっぱい!続きは当日、会場でお聞きくださいね。

さらに、今回のトークショーでの見どころの一つが、殺陣(たて)の生実演です!

時代劇に欠かせない、いわゆる“チャンバラ”のシーン。もちろん十分な計算がされ尽くされた中で演じられているものです。その指導や斬られ役として出演する役者を育てているのが“殺陣師(たてし)”と呼ばれる人たちです。

『天下堂々』で殺陣師として村野武範さんを指導したのが林邦史朗さん

残念ですが去年10月に他界され、いまは林さんから教えを受けた皆さんが後を継いでいます。その一人がこちら!

殺陣師の車邦秀さん、『天下堂々』では斬られ役で登場していたそうです!
  現在66歳、殺陣師として時代劇、現代劇の格闘シーンを振り付ける傍ら、プロダクション“若駒”で、未来の殺陣師を目指す人たちを指導し、林邦史朗さんの技を後世に伝えています。

名刺には、殺陣道場総本部主席師範、全日本刀道連盟副主席師範、国際護身術振興会師範長、総合武術道主席師範、日本空手道連盟参段といった肩書がずらり。武道に精通していることが分かります!

21歳の時に『天下堂々』に出演、村野武範さん演じる平手造酒に斬られること数十回。当時、まだ駆け出しだったと振り返る車さんですが、『天下堂々』終了後すぐに、殺陣師として初めての振り付けを担当しました。
なんとその番組は、『天下堂々』にも出演していた篠田三郎さん、水沢アキさん主演のドラマでした!(「若い先生」1974年TBS系で放送)『天下堂々』での活躍が林邦史朗さんの目にとまり、大抜擢されたそうです。

その後、林邦史朗さんの一番弟子として現在まで活躍しています。
ちなみに、今年の大河ドラマ「真田丸」の殺陣を担当しているのも“若駒”です!

『天下堂々』の思い出は…?
「当時、林先生はいろんな番組の殺陣を担当していて忙しかったんです。その中で、『天下堂々』の殺陣だけは、全てを林先生が一人で振り付けていました。

ペエペエながら、先生にご一緒でき、生の殺陣の振り付けが見られたのは、自分の殺陣師人生でとても貴重な時間でした。しかも出演者の方々が皆さん若く、私と同じような年齢だったので、撮影の雰囲気も和やかで楽しかったです。あまりにも居心地が良く、自分の出番が無いのに収録スタジオに通っていました(笑)」

イベントでは随所に殺陣の実演が盛り込まれる予定です!
上映会はもちろん、出演者の皆さんのトークショー、そしてダイナミックにステージ上で繰り広げられる殺陣に乞うご期待!!

当日の様子は、後日『発掘ニュース』でご紹介します!

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