先週ご紹介した“発掘スペシャル番組”の準備は、急ピッチで着々と進んでいます！
埼玉県川口市にあるＮＨＫアーカイブスの『番組発掘プロジェクト』でもロケが行われました。

こちらが番組発掘プロジェクトの部屋の入口です。

プロジェクトに関わっているメンバーは10人余り。なかでも最前線で発掘に当たっているディレクターたちです。番組関係者や俳優の皆さんなど、ＮＨＫの番組を記録したビデオテープをお持ちの方を探し出し、ご提供いただけるようお願いをしています。

こちらは、ご提供いただいたビデオテープに収録されている番組が、はたしてＮＨＫに保存されているか否か？チェックを担当する女性スタッフです。いわば“お宝チェッカー”です。

彼女たちのチェックを経て発掘された“お宝番組”は4000本にのぼっています！ そんな中の、1本のベータテープ。

今回の番組でもご紹介する持ち主は…？

俳優の柳生博さんです！数々のＮＨＫドラマはもちろん、クイズやバラエティーなど様々な番組にご出演いただいてきた柳生さん。「生きもの地球紀行」のナレーションも心に残っていますね！

現在は山梨県に暮らし、雑木林の四季が楽しめるレストランやギャラリーなどのオーナーとして、森の手入れに励む毎日だそうです。日本野鳥の会やコウノトリファンクラブの会長としても活躍されています。

さて、ビデオテープの中には2つの番組が！ひとつは「連想ゲーム」。

1977（昭和52）年12月10日放送。1977年の連想ゲームは1本も保存が無く初めての発掘です！

そして、もうひとつは「お笑いオンステージ」の『減点ファミリー』。

長男・真吾さんと次男・宗助さんとともに出演した柳生さん、“親子”の思い出の番組です。
真吾さんは今年5月、47歳の若さで他界されました。園芸家として、ＮＨＫの「趣味の園芸」を8年間にわたって担当、園芸ファンはじめ皆さんに親しまれました。

三波伸介さんが出した問題の中に、
「お兄ちゃんの真吾くんには大切な“宝もの”があります。それは何でしょう？」
という一問があります。

答えは「ケヤキの植木鉢」。その後、園芸家となった真吾さんの将来にもつながった、父・柳生博さんからのプレゼントでした。

「役者はプライベートを露出するものではない」と考えていた柳生さん、家族をテレビに出した初めての番組です。親と子の絆が刻まれた『減点ファミリー』、38年前の映像に胸が熱くなります。

しかも、この『減点ファミリー』は柳生博さんにとって“人生の転換点”にもなった番組だったといいます。何故なのでしょうか？？そして番組の直後に起こした行動とは？？

1本のビデオを大切に手元に残してきた秘密が明かされます。

9月25日（金）放送
金曜eye「幻の名作　発掘大作戦！
　　～あなたの“見たい”がよみがえる」
夜7時30分～8時43分＜総合テレビ・関東甲信越の放送＞

お楽しみに！

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