発掘ニュース

No.040

2015.01.16

バラエティー

『マッサン』の森野熊虎役、風間杜夫さんから発掘!

今週ご紹介する“発掘番組”の提供者はこの方!

新年になって、朝の連続テレビ小説『マッサン』に強烈なインパクトで登場した「森野熊虎」!演じているのは風間杜夫さんです!

NHKに出演された俳優の皆さんに古いビデオの提供をお願いしていた中で、風間さんがご自分の出演番組のビデオをお持ちであることが分かり、提供を快諾して下さいました!

さて、今回お話をうかがったのは『マッサン』の収録現場ではありません…!

なんと落語の高座!風間杜夫さんは、舞台作品で落語家を演じたのをきっかけに10年以上前から高座に上がっています。

去年12月に「横浜にぎわい座」で行われた公演にお邪魔しました。遠目からの写真ですがお許しください!風間さんの演目は『芝浜』。古典落語のひとつで、夫婦の愛情を暖かく描いた人情噺。45分に渡る長丁場です!

公演の後、楽屋でお話をうかがいました。

Q お疲れ様でした。きょうの高座はいかがでしたか?
「70点あげたいところだけど60点ですね。」

Q とっても良かったですよ!
「途中飛ばしてしまった箇所があって(笑)。しかし止めるわけにも行かないので
自分に檄を飛ばして先へ進まなければいけないのが落語なんです。」

Q 全く気付きませんでしたが…
「いやいや、結構わかる方にはわかってしまうので。」

Q 風間さんと落語との出会いは?
「過去に舞台作品で落語家を演じた事があって、その軽妙な魅力にはまってしまいました。どこにも入門していない自己流なのですが、古典に対する敬愛があるので、噺を崩さない、いじくらないということを僕なりの礼儀にしています。
今回の『芝浜』は2度目でまだまだです。」

さて、その風間さんが提供して下さったのは2つの番組です!

1984年放送の「連想ゲーム」と1977年放送の「若い広場」です。
どちらも、すでにご自身がビデオテープからDVDに変換した上で大切に保管なさっていました。

まず「連想ゲーム」…

1968(昭和43)年にスタートした「連想ゲーム」は保存が少ない番組の一つです。
ご存知の方も多いと思いますが、キャプテンが出すヒントで男性陣、女性陣の回答者が“言葉”を連想し当てていきます。シンプルですが出演者の皆さんのやり取りも楽しく、家族そろって楽しめる人気番組でした!

風間さんはこの日、7年ぶりの出場。対する女性ゲストは初出場の斉藤慶子さんです。
二人への最初の問題は「桃」。

斉藤さんが正解!前半戦は苦しむ風間さん。その風間さんの表情をいくつかご覧いただきましょう…

まさに七変化!悩んでいる姿もカッコいいです。

「勝ち抜きゲーム」では斉藤さんに勝利!りんごとミカンを取り合う演出も、素朴で良いですね!

司会は松平定知アナウンサー。1分間でどちらがたくさんの言葉を当てられるかという「1分ゲーム」も懐かしいですね!

この日は見事、風間さんのいる男性チームの勝利!

Q 風間さん、「連想ゲーム」の想い出は?
「ずっこけまくっていたのでお恥ずかしい一面しか想い出にないですね(笑)」

Q もう一つの番組、「若い広場」にはどんな思い出が?
「スタジオにミニステージを作って、つかこうへいさん演出の芝居をしました。当時のNHKはおおらかというか、危ないセリフも全て許可されていました(笑) 今では到底あり得ないようなセリフの中身でしたから。」

…という「若い広場」は教育テレビで1977年6月に放送。

番組は、いきなりNHKのスタジオに設けられたミニステージでの舞台から始まります。

まず登場したのは平田満さん演じる“お父さん”、「私は帝国軍人」と言って現われます。続いて25歳で部長、新幹線で来たという息子が…。戦時中かと思いきや、現代と過去が入り乱れるようにして話は進んでいきます。

30年も前の“赤紙”、召集令状がめぐりめぐって届いたというのです。届いたからには戦争に行かなければならないという“お父さん”。そこからは強烈な『つかこうへいワールド』が!

不思議な司会者が突然しゃべりはじめます。

「…正義の熱血劇団、つかこうへい事務所が思いあがり甚だしく、戦後民主主義をとらえ返し、戦争を縦横無人に手玉に取る衝撃の問題作。日本の演劇概念を根底からくつがえすハードボイルド演劇の誕生、男のための男の演劇!『戦争で死ねなかったお父さんのために』を今あなたに!」

そして…

“少尉”として現われる風間杜夫さん。平田満さんをはじめとした俳優の皆さんとのセリフのやりとりにグングン引き込まれていきます!

とにかく機関銃のようにセリフが次から次へと飛び出し、笑いあり、風刺あり…そして、色々な事を考えさせられます。

途中、漫才や落語のようなセリフ回しもあり、風間さんの落語の原点はすでにこの頃からあったのかな…と勝手に思ってしまいました。

Q 「連想ゲーム」と「若い広場」の2作品はどのようにして保管してあったのですか?
「個人事務所なのでマネージャーが過去の作品を可能な限り保管してくれていました。」

Q ということは、この2作品以外のもまだあるかも…?
「自宅の物置に段ボールに放り込んであって未確認のままなんですが、なかなか時間がなく放置したままなんです。」

Q どのような作品がある可能性がありますか?
「77年の銀河テレビ小説「望郷の街」があるかもしれませんね。これは僕のNHKでの初主演作品なんです。」

「望郷の街」は全10回、NHKには台本しか保存がありません、期待しています!

風間さん、今回は2つの番組のご提供、そして公演でお疲れのところお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。気さくで優しい風間さん、『マッサン』の森野熊虎も毎朝、楽しみにしています!

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